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水滸伝 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典 角川ソフィア文庫

小松謙

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784044007676
ISBN 10 : 4044007675
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
小松謙 ,  

Content Description

朝廷に反抗する108名の豪傑たち。幾多の困難を越え、「梁山泊」へと集い、数多の闘いへ身を投じる。死闘の後に待っていたものとは――。『金瓶梅』や『八犬伝』を生み出した長大な物語を1冊に凝縮。

【著者紹介】
小松謙 : 1959年、兵庫県生まれ。京都府立大学教授。専門は中国文学。京都大学大学院博士後期課程中退。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • さとうしん

    同シリーズの従来作とは異なり原文に当たるものが現代語訳だけというのは体裁上さすがに無理があるが、水滸伝研究の第一人者によるコラムがその不備を補って余りある。コラムでは版本上の問題を解説するほか、『大宋宣和遺事』や元雑劇など先行する水滸伝物語群に基づいて作中の矛盾などを読み解き、より深い読、時には現代的視点からの読みを提示するなど、読み応えがある。コラムのためだけに本書を読む価値がある。ビギナーだけでなく年季の入った水滸伝マニアにもお薦め。

  • fseigojp

    三国志が大義の世界なら、水滸伝は任侠の世界

  • ikedama99

    寝床で読む本。横山光輝さんの漫画で全巻を読んでいるが、小説としては通して読んだことはなかった(子供向けは読んだが)ので、この本のようにあらすじでも追えると、その世界の面白さを感じた。自分が知っているのは、120回版のようだ。岩波文庫の全集を読んで見たい。

  • 河イルカ

    図書館本 原作のエッセンスを上手い具合に抽出する、安心と信頼のビギナーズクラシック。 ストーリーを追いかけるのに忙しくて原文の紹介はかなり少なめだが、好漢たちの暴れっぷりが感じられる。 社会理念の枠に限らず、物語進行の枠からもはみ出しちゃってるのも御愛嬌。 どこからともなく、特攻野郎Aチームのナレーションが流れてくる。

  • みじんこ

    最初の成立事情や諸本についての話も勉強になった。全ての回についてしっかり要約・一部原文訳がなされている。武松、李逵の活躍は特に印象に残ったが、百八星もいるためこの人は以前どこで出てきたのだったかと思うことも多々。三国志演義は知っているのでそちらと関連する人物もいて面白い。なぜ宋江がリーダーとして慕われるのか、攻めてきて捕えられすぐ投降するのは節操がないのではといった読んでいく中で生じる疑問にも充実したコラム等含めて答えているのもよい。「江湖の世界」における仲間意識は独特であった。終盤の展開は寂しさもある。

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