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中国文学の歴史 元明清の白話文学 東方選書

小松謙

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784497224156
ISBN 10 : 4497224155
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
小松謙 ,  

Content Description

娯楽の読書はここから始まった
エリートではなかった庶民が楽しみのために本を読み、彼らの言葉や暮らしが文字として現れるようになった時代はいつ始まり、どのように続いてきたのか。戯曲・小説の創作が大いに盛んとなった元・明期を中心に、話し言葉で書かれる文学が生まれた金の時代から近代文学の誕生につながる清代までの文学を通観する。「全相平話」「四大奇書」「三言二拍」など、当時の作品から多数のエピソードを紹介し、そこから見える社会や時代背景を一つ一つ丁寧に読み解く。今日の「読書」体験の起源を辿る、中国文学への恰好の入門書。

【著者紹介】
小松謙 : 1959年、兵庫県に生まれる。京都大学大学院文学研究科博士後期課程中退。富山大学教養部助教授を経て、京都府立大学教授。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • さとうしん

    金元の曲や元の雑劇から元明の白話小説が生まれ、四大奇書が白話を用いつつも知識人によって洗練され、『紅楼夢』の段階で近代文学を受け入れる素地が整うまでの展開を描く。小説などの文章の引用を織り交ぜつつ、四大奇書をはじめとする当時の代表的な作品の新しさと魅力、そしてその時々の出版文化などについても解説している。『三国』『水滸伝』や『金瓶梅』の背景にある政治性の話が面白い。

  • 河イルカ

    図書館本 古代編と合わせて読むと、中国の歴史と文学の関係が縦覧できて気持ちがいい。文化の歩みが殷から清、さらには現代まで同じ線上にあることがよく分かる。 特に三国志平話の解説が面白かった。単に演義の前段階というのではなく、平話ならではの魅力も多い。いつか平話のテキストも読んでみたい。

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