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集成材 木を超えた木開発の建築史 学術選書

小松幸平

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784814000555
ISBN 10 : 4814000553
Format
Books
Release Date
November/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

集成材は、天然の木材を原料としながらも、天然の木材以上の安定した力学的性能を有する優れた材料であり、いまや木造建築に欠かせない存在として注目を集めている。しかしそれが誕生し、現代のような高い信頼性を獲得するまでには様々な人々の工夫と試行錯誤の歴史があった。16世紀のヨーロッパで発明された積層アーチ屋根を出発点に、現代的集成材の誕生から最近の大規模建築物への応用まで、紆余曲折の道筋を描く。

目次 : 第1章 木造建築と集成材/ 第2章 縦使い厚板構法の誕生/ 第3章 水平積層アーチの誕生/ 第4章 現代的集成材の幕開けとその発展/ 第5章 ヨーロッパから海を渡った集成材/ 第6章 世界最初の集成材建築にまつわる二つの謎/ 第7章 日本における集成材構造建築物の発展/ 第8章 最近の集成材構造物

【著者紹介】
小松幸平 : 昭和23年京都市生まれ。京都大学名誉教授。昭和47年京都府立大学農学部林学科卒業、昭和52年京都大学大学院農学研究科林産工学専攻博士後期課程研究指導認定同退学。農学博士。昭和52年〜昭和61年まで北海道立林産試験場研究員(この間2年間NZ政府招聘研究員)。昭和61年〜平成8年まで農林水産省森林総合研究所研究職員、室長。平成8年〜平成25年まで京都大学木質科学研究所と改組後の生存圏研究所で助教授、教授。専門分野は集成材構造建築物の接合メカニズム(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ハラペコ

    集成材の細かな仕様や製造ではなく、建築と集成材の歴史。低級ラミナを高級ラミナで挟み込むことで、均質に近づき建築用材としての性能が上がる。ジョイント法や穴の位置の工夫で剛性や張力を確保したまま、軽量で何よりも良い見た目の構造物が作れるようになっていった。アーチや梁に使われる。 中盤欧州の建築紹介集。 後半は日本事情。1960年頃と90年頃に補助金や住宅需要などで集成材ブーム。90年の方は木材活用のための諸々の制限の見直しが後押し。工場産の集成材も活用することで鋭角接合などの現場だけでは困難な仕事も可能に。

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