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ISBN 10 : 4309714846
Content Description
霊鬼、狐、土蜘蛛、場所の怪異…説話の深き森に分け入る―妖怪があまたうごめく物語世界。これからの研究に不可欠な論考を集成した特選アンソロジー!
目次 : 総論 文芸のなかの怪異・妖怪(伊藤慎吾)/ 1 霊鬼の造形(女の幽霊・再考―「九相図」から「幽霊画」へ(田中貴子)/ 子抱き幽霊図の原風景―産死供養の図像(堤邦彦)/ 悪路王退治譚―『鈴鹿の物語』における鬼退治譚の素材と構成方法(安藤秀幸)/ 近世前期の雪女像(星瑞穂))/ 2 狐(狐火伝承と俳諧(久留島元)/ 『玉藻の草紙』と犬追物起源譚(伊藤慎吾)/ 玉藻前と照魔鏡―『絵本三国妖婦伝』と『国本玉藻譚』における「妖狐退治」の形成をめぐって(馮超鴻))/ 三 土蜘蛛(上代の土蜘蛛―その宗教性を中心に(山〓かおり)/ 『土蜘蛛草紙絵巻』の仕掛け(徳田和夫))/ 4 場所の怪異(『今昔物語集』巻二十七第五話「冷泉院水精成人形被捕語」考(崔鵬偉)/ 日本近世文学の中における「城郭の怪異」―版本や近世実録などの写本からうかがえるもの(菊池庸介)/ 西尾維新『化物語』における「怪異の場所」の視覚化―原作とアニメーション作品を比較して(飯倉義之))
【著者紹介】
小松和彦 : 国際日本文化研究センター名誉教授。専門は文化人類学、民俗学。長年、日本の怪異・妖怪研究を牽引してきた
伊藤慎吾 : 弘前学院大学文学部教授。専門は〈古典と現代〉をテーマにした妖怪学。博士(学術)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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