Product Details
ISBN 10 : 4043657013
Content Description
「神隠し」とは人を隠し、神を現わし、人間世界の現実を隠し、異界を顕すヴェールである。それは人を社会的な死、つまり「生」と「死」の中間的な状態に置く装置であった。だからこそ「神隠し」という語には甘く柔らかい響きがただよう―。異界研究の第一人者が、「神隠し」をめぐるフォークロアを探訪し、日本人の異界コスモロジーを明らかにする。
目次 : 第1章 事件としての神隠し(村の失踪事件/ 帰ってきた失踪者 ほか)/ 第2章 神隠しにみる約束ごと(神隠し譚の類型/ 夕暮れどき ほか)/ 第3章 さまざまな隠し神伝説(民俗社会の異界イメージ/ 隠し神としての天狗イメージ ほか)/ 第4章 神隠しとしての異界訪問(浄土=ユートピアとしての異界/ 夢と異界訪問譚 ほか)/ 第5章 神隠しとは何か(現代の失踪事件/ 「神隠し」のヴェールを剥ぐ ほか)
【著者紹介】
小松和彦 : 1947年、東京都生まれ。東京都立大学大学院社会人類学博士課程修了。信州大学助教授、大阪大学教授を経て、現在、国際日本文化センター教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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イトノコ
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読了日:2019/06/09
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