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妖怪文化の伝統と創造 絵巻・草紙からマンガ・ラノベまで

小松和彦

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784796702973
ISBN 10 : 4796702970
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2010
Japan

Content Description

国際日本文化研究センターの共同研究の成果。妖怪的存在を主要な登場人物とする物語・物語絵の成立以降の文学・演劇・絵画などの作品群に焦点を合わせ、漫画やアニメなども射程に入れつつ、その背景や創造性を探究。

【著者紹介】
小松和彦 : 1947年生。国際日本文化研究センター教授。専門は文化人類学・民俗学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 藤月はな(灯れ松明の火)

    妖怪や幽霊について絵草子、浮世絵、巻物、漫画や映画、果てにはライトノベルまで網羅した文化論集。ただし、民俗学者である編者の小松和彦氏はページ数の問題からか、妖怪については暈した様な点があるのが難点。特にアダム・カバット氏による妖怪絵図での表象論は中々、興味深い。そして研究者が京極夏彦氏の姑獲鳥の言及などを取り上げていることにちょっと笑いそうになりました。

  • かりこ

    怪異・妖怪にまつわる論文集です。一口に妖怪と言っても、本書に収録された29の論文はそれぞれ扱う分野や論点が様々で、妖怪研究の多様さを実感します。中世の絵巻や説話から現代の漫画・アニメ・ライトノベルまで妖怪に関することは幅広く網羅されているので、自分に合った、興味のある妖怪研究の分野を探すのにちょうど良いと思います。ただこの本を読み終えて思うのは、妖怪という単語の示すものの不明瞭さです。妖怪という定義が明確になされていないため、論者によって妖怪の定義がばらついているような印象をうけました。

  • in medio tutissimus ibis.

    妖怪ウィッチの妖怪を何だありゃと思っていたけれど、結構昔の人も好き勝手に妖怪を解釈したりキャラクター化したり設定を盛ったりしているのだなと思った。その辺の事情も『学校の妖怪/妖怪の学校』で引用された『ほうかご百物語』あとがきにあってなるほどなー。設定が意外と緩い。ついでにいえば、妖怪って怪談のオチなので、チだけ移植するのは難しいってこともあるかも。学校妖怪ラノベが題材で『missing』に言及がないのはジャンルがメルヒェンだからかな? 『歴史的産物としての「妖怪」』ウブメとは産女だったというオチがステキ。

  • ぎんしょう

    タイトルに偽りなし。絵巻に現れた図像から、現代の大学生が作り出してしまう妖怪的な物まで。『ほうかご百物語』論が個人的に気になった部分が大きいが、作る過程で行ったらしい発表の『我が家のお稲荷さま』論も気になるから、一柳さんはどこかで書いてはくれないだろうか?

  • 大臣ぐサン

    小松和彦先生を筆頭に妖怪学の最前線を行く者たちによる論文集。民俗学の文脈だけでしか語られなかった妖怪たちも、今では様々な角度から学術的な分析を行われる対象となっている。もう日本文化から妖怪は切っても切れない存在に成長している。

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