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宇宙ベンチャーの時代 経営の視点で読む宇宙開発 光文社新書

小松伸多佳

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784334046538
ISBN 10 : 4334046533
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

宇宙開発の分野はこれまで政府が主導していたが、今、民間企業がイニシアティブをとった「ビジネス」として急速に生まれ変わりつつある。そして、「宇宙ベンチャー」と呼べる民間ベンチャー企業がこの流れを加速させている。転機となったのは二〇二一年。アメリカの起業家イーロン・マスク氏が創設したスペースXなど複数社が宇宙旅行を成功させたことで、この年は「民間宇宙ベンチャー元年」と称される。日本でも、スタートアップや宇宙系以外の大手企業が続々と参入している。なぜ、民間宇宙産業が活況を呈しているのか。ベンチャー・キャピタリストとJAXAのエンジニアが「宇宙ビジネスの展望」を綴る。

目次 : 第1章 宇宙ビジネス概観/ 第2章 3つの導線/ 第3章 3つの革新/ 第4章 宇宙ビジネスの注目8分野/ 第5章 政府事業から民間商業へ/ 第6章 スペースXが「宇宙ベンチャーの雄」となりえた理由/ 第7章 高い株価/ 第8章 動く日本/ 第9章 リスクとどう向き合うか

【著者紹介】
小松伸多佳 : 1965年東京都生まれ。’89年早稲田大学政治経済学部卒業後、(株)野村総合研究所入社。主任研究員。国際公認投資アナリスト。2005年に独立し、我が国初の有限責任事業組合(LLP)形態のベンチャー・キャピタルを設立。現在、イノベーション・エンジン(株)ベンチャー・パートナー。キャピタリストとして宇宙分野の投資を担当。企業並びに業界団体外部役員等兼務。ほかに、JAXA(宇宙航空研究開発機構)客員、内閣府規制改革会議参考人、高齢障害求職者雇用支援機構委員、関東ニュービジネス協議会部会長ほか、各種業界団体、政府関係機関委員等を歴任

後藤大亮 : 1976年京都府生まれ。’01年大阪大学大学院基礎工学研究科修士課程修了後、宇宙開発事業団、のちのJAXA(宇宙航空研究開発機構)にて推進系の研究や衛星、探査機、ロケットの開発・運用に従事。主任研究開発員。データ中継技術衛星「こだま」、月周回衛星「かぐや」、超低高度衛星「つばめ」、小惑星探査機「はやぶさ2」、H3ロケットプロジェクト等の推進系技術、および推力1N、4N、50N等の姿勢制御用小型エンジン研究開発を担当。’11〜’13年に内閣府総合科学技術会議事務局へ出向し宇宙、海洋、グリーンイノベーション分野科学技術を担当。’15年に国際宇宙大学スペーススタディーズプログラム参加。そのほか、JAXA−SSPS(宇宙太陽光発電システム)研究開発ロードマップ、日本航空宇宙学会宇宙ビジョン2050有人宇宙輸送分野とりまとめ、地球環境産業技術研究機構(RITE)ALPS−IVイノベーション・投資促進検討WG委員等(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • kk

    図書館本。宇宙関連ビジネスのイロハを易しく教えてくれる一冊。宇宙のこともあまり知らず、ビジネスに至っては全く門外漢のkkですが、あまりストレスを感じることなく楽しく読めました。新興産業の発展には、国や社会の中でのリスク分担のバランスが大切なのだと知りました。宇宙ビジネスの分野では日本も割と良い線行ってることが分かり、ちょっとワクワクしました。

  • リットン

    宇宙ベンチャーって、誰かそんな領域で起業できるんや、、って思ってしまうけど、あるもんなんだなぁ。。 また宇宙ベンチャーといっても、領域が違ったり、いろいろなんだな。ロケットに他の企業の衛星を相乗りさせて、費用を分担してもらう(逆の立場で言うと、安くついでに宇宙に衛星を乗せてもらう)っていうのは面白いなと思った。想像もつかない世界だけど、宇宙に関わる必要な機能が細分化されて、高度化する中で産業として発展していっているのだろうなぁ。。誰でもWEBサーバーを立てられるように誰でも衛星を送れるようになるのかもな

  • Ujiro21

    通勤用に。近年の宇宙関連ビジネスがダイジェスト的に紹介されており、民間ロケットだけでなく衛星活用など幅広く面白い。著者がJAXAの人との事で、宇宙旅行に対して素敵な事だとしている姿勢に距離を感じてしまうが、衛星から得られた先物市場への情報提供ビジネスや衛星への燃料補給、リペアサービスは私生活の延長で熱くなる。宇宙法など、経済圏の広がりが背景にあることに視野が広がる。NASA等公共事業でリスクが取れなくなり、ベンチャーに移行していった事は興味深い。月の土地プレゼントは、小説三体の様で素敵

  • gackkkey

    宇宙ビジネスはまだまだ失敗がつきものな技術領域で、一定の失敗が許容されないと発展が望めない。許容度が高いという点で官よりも民に強みがあり、資本家(スポンサー)と経営者が兼ねられたアメリカで勃興している。国民性の要素もかなり大きい中で、これから日本が宇宙分野で同じことができるかは分からない。

  • やす

    民間宇宙開発の最前線。ビジネスとしての宇宙旅行についても詳しい。宇宙開発のようなビックプロジェクトを国と民間がどう分担すべきかについてもよくわかる。

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