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遺体鑑定医 加賀谷千夏の解剖リスト 角川文庫

小松亜由美

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041134054
ISBN 10 : 4041134056
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2023
Japan

Content Description

研ぎ澄まされた観察眼と卓越した指先を持つ法医解剖医・加賀谷千夏。「娘に悪魔が取り憑いた」と訴える母の言葉を裏付けるように皮膚の下で蠢く何か、刺青のある首無し死体の不自然さ、同じ場所で発見された凍結死体と腐爛死体―。京都府警の依頼で司法解剖に臨む千夏は、屈強な刑事もたじろぐ異状死体に隠された意外な死の真相を見抜いていく。現役の解剖技官である著者が、圧倒的な臨場感とリアリティで放つ法医学ミステリ!

【著者紹介】
小松亜由美 : 秋田県大仙市生まれ。東北大学医療技術短期大学部衛生技術学科を卒業し、臨床検査技師免許取得。現在、某大学医学部法医学教室にて解剖技官を務め、これまで多くの異状死体の解剖に携わる。『誰そ彼の殺人』(幻冬舎)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ma-bo

    小松さんの作品は初読み。法医解剖医の加賀谷千夏が主人公。舞台は京都。作者の小松さんは現役の解剖技官との事で、司法解剖の描写が詳しくてかなりリアル。異常死体に隠された真相を見抜いていく4篇の短編集。視点が新人解剖技官や、女性検視官、千夏の幼馴染の警部補、上司で教授と周囲の人達の目線で描かれるからこそ千夏の輪郭が浮かび上がる構成。冒頭で示された千夏の過去は未解決、心の内はあまり明かされなかったので、シリーズ化していくのかな。

  • 遺体鑑定医の仕事はテレビのドラマなどで観たことはありますが結果の報告とかで、実際にはどのようにしているのかまでは知りませんでした。なので、興味深く読みました。著者である小松亜由美氏は某大学医学法医教室にて解剖技官を務めているということなので、作中の遺体解剖の描写はリアルで想像しながら読んでしまうと私のような小心者にはハードに感じてしまいます^^;千夏の背景をもっと知りたいので続編が出たら読みたいと思いました。

  • 坂城 弥生

    章が変わるごとに視点が変わってて、色んな視点から物語や加賀谷千夏という人を見れた。

  • さっちゃん

    前作で個人的にうーんと思った軽重どっちつかずな雰囲気は、今作ではちゃんと落ち着いた法医学ミステリに仕上がっている。解剖での死因究明がメインの作品で、現役解剖技官だけあり解剖シーンは臨場感たっぷり。4編+エピローグの連作短編は各章で語り手が代わる。天才と呼ばれる加賀谷千夏を、加賀谷の助手の解剖技官・久住、加賀谷を信頼する女性検視官・都倉、加賀谷の幼馴染み・北條警部補、加賀谷の上司・柊教授ら周辺人物からの視点で見ていくのが面白い。加賀谷の過去が宙ぶらりんのままなのは続編ありきなのかな? 続編楽しみに待ちます。

  • papako

    前作はちょっとばかにしたような狂言回しが気になったけど、京都が舞台ということで読んでみた。ずいぶん読みやすくなっていたかな。解剖の細かい描写よりも周りの刑事や助手などの人に焦点を当てた作品って感じでしょうか。面白くないわけではないけど、主人公の千夏の過去や内面がまったく明かされないのでもやもや。続くのかしら?ってこちらで検索したら次は出そうですね。

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