Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• ひぬ

  読了日：2021/06/24

  【読み放題】魔王との戦いで重傷を負い、その記憶と引き換えに普通の学園生活を送るリズ。かつて仲間だった勇者一行が学園へと編入することになり、「初めて」彼らに会うリズですが、先祖返りのサキュバスの衝動が抑えられないリズの珍行動の連発により色々な変な状況に陥ってしまいます。記憶はないけど、かつては勇者の仲間の一人だったリズが自分の内なる欲望との狭間で葛藤しながら、徐々に昔の力を取り戻していく過程は笑えます。若干ワンパターンではありますが、色々と酷い（褒め言葉）コメディ全振りな作品した。

• MERLI

  読了日：2019/12/09

  魔王討伐を目指す勇者パーティの一員である魔法使いは、決戦の場で致命傷を負い蘇生不能の状態に。己の魔力と記憶を糧に命は取り留めたが、力を失った魔法使いはパーティから抜ける事になる。そしてとある学園にて普通の女生徒として生活して1年が過ぎた頃、かつての仲間たちがとある理由で学園へ編入。ところが彼らと再会してからというもの、自分の内なる何か…淫靡でなんか誰よりも強い(？)自分に困惑し始めるようになる…。面白かったです、サキュバスだった頃の自分と今現在の普通の自分、ギャップがあって可愛らしいと思いました。

• 中性色

  読了日：2021/06/21

  愛の雫。コメディとしてはなかなかの出来だけど、都度短篇的に過去の話を混ぜるよりは現在ベースの話を続けてた方がいいかな。そのせいか、一番印象に残ったのが、なぜか中卒だの就活だのの話だったり。やっぱり肝は現在での話になると思うので、そこがリズ1人で成り立ってるような状態になってるのが多いので、他のキャラもどれだけ絡められるかがポイントかな。個人的にはシルヴィが好み

• 真白優樹

  読了日：2019/12/06

  かつて勇者の仲間だったが力を失い人として過ごす淫魔の少女が、勇者の青年と再会し始まる物語。―――心裏腹、体は正直過ぎて一直線？　覚えていない過去の記憶、だけど種族の衝動が身体を突き動かす。そんな衝動が幾度も大騒動を招く騒がしくも賑やかな物語であり、その騒動の中で無くした青春を取り戻していく少しの甘さと温かさのある、まるで冬の熾火のような物語である。取り戻す青春、隣にいるのは再び君、また始まるのは甘い恋。果たして少女は、自らの衝動に惑わされず勇者と青春を過ごす事は出来るのか。 次巻も須らく期待である。

• リク@ぼっち党員

  読了日：2019/12/11

  面白かった。今まで読んできたこのレーベルの作品の中では一番好き。女の子の恥ずかしがる姿ってすごくいいよね！ 記憶を失ったサキュバスの血を引く少女が、不意に起こる衝動に振り回される。これを男主人公がやったらガチクズだけど、女主人公だから笑って読める。現在と過去を交えることで、人物たちを深掘りしつつ、サキュバス的要素と清純な女の子の恥じらいの両方を楽しめる。しかもきちんと納得できるような恋愛要素も残している。考え尽くされた構成で、上手いなと感心する。仲間では『せいじょ』がすごく好きなので、さらなる活躍を期待。

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