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空と星と風の歌

小手鞠るい

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784494020836
ISBN 10 : 4494020834
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「わからないだろうなぁ、日本社会で、自分が日本人であるということを、砂つぶひとつほども疑ってみたことのないだろうあなたには、到底、わからないでしょう。ま、わからなくて、当たり前だけれど」在日朝鮮人二世の男性との出会いが、中学生・空奈の心を大きく揺さぶった。

【著者紹介】
小手鞠るい : 1956年、岡山県備前市生まれ。小説家。同志社大学法学部卒業後、出版社勤務、学習塾講師、書店員、フリーライターなどを経て、1992年より現在までアメリカ在住

堀川理万子 : 1965年、東京都生まれ。東京芸術大学大学院美術研究科修了。絵本『海のアトリエ』(偕成社)で、Bunkamuraドゥマゴ文学賞、講談社絵本賞、小学館児童出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ☆よいこ

    児童書。YA。在日韓国人差別の話。13歳で亡くなった在日韓国人の少女が遺した詩集『空と星と風の歌』でつながる短編が3つ▽[空を見上げて:わたしって、だれ?]中1夏休みの宿題で親の仕事についてレポートを書く。母子家庭の空奈(そらな)はフリーライターの母と一緒にインタビューに行く[星をかぞえて:愛って何?]魅力的で自慢の両親だったのに、中学生になり母親が韓国人だとイジメられた美星(みせい)の話[風に吹かれて:生きるって、どういうこと?]車いすの風太はアメリカでカルチャーショックを受ける▽良本。2023.11刊

  • chimako

    高校の友人の美人な彼女もハンサムな彼も在日二世と言われる人たちだった。実家のある地区には朝鮮籍の方々のコミュニティがあり、十ほどの家族が固まって暮らす場所があった。子どもの頃は単なる遊び友だちでよく一緒に遊んだし、高校の友だちとは卒業してからも付き合いがある。小学校の高学年の時ある女子が一人に向かって「朝鮮人!」と大声を出していたことを思い出す。まだ昭和の中頃で差別も偏見も当たり前だった時代、国籍の違う人がいる事を実感した瞬間だった。「僕は日本が好きやけど、日本は僕を好きやない」厳しい言葉だ。詩集購入。

  • しゃが

    中1の空奈が在日朝鮮人二世の男性との出会い、腹立たしい差別。醜く、根強い差別を知り、歴史を知っていく…。その後、彼女は教師になり、いろんな差別を伝えていく…。私が勉強し始めたのは職業についてからだった、岡真史さんや尹東柱さんの著作も思い出した。「澄み切った青空には、国籍もなければ、差別もなく、偏見もなく、いじめもなく、戦争もない。」これを理想論と呼ばれない現実になってほしい。

  • まる子

    豊臣秀吉の時代から日本は朝鮮半島との関わりがあった。そこから様々なモノを取り入れて発展したにも関わらず、今なお問題も抱えている。「在日朝鮮人」「朝鮮人」だからと、日本にいるがたも差別をされ、辛い思いをしてきた。国籍を持てない人がいる。そんな朝鮮ルーツを持つ方の話を聞き、自分たちは日本人としてどう生きるかを問う物語。日本はシーパワーが由来しているのか?その範囲でのモノを見る。本当の多様性とはなんだろう?小手鞠さんの『母の国、父の国』の朝鮮版、国籍や差別の話し。主人公は中学生前後。

  • ほんわか・かめ

    差別や偏見や憎悪のない世界へ。《こんなこと、学校では教えてくれなかった。けれども「教えてくれなかった」ことは「知らなかった」の言い訳にはならない。みずから、知ろうとしなくてはならないのだ…。》小手鞠るいさんの主張が詰まった印象だけど、この物語に出会ったことで考えるきっかけになるなら、この本の価値はある。高学年〜

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