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日曜日の文芸クラブ

小手鞠るい

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065390610
ISBN 10 : 4065390613
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2025
Japan

Content Description

2024年度より小学校教科書に書き下ろし小説が掲載される小手鞠るい氏による文章教室。

若いときからやなせたかし氏に詩の才能を認められ、その後作家となった小手鞠るい氏だから書ける、
読む人の心を動かす詩、感想文、小説を書く方法。


短いものから長いものへ、ちょっと面白かったこと、心が動いたことを、自分の知っている言葉で詩にしてみる。
次は、気軽な短い日記をつけてみる、作家への手紙を書くように感想文を書いてみる、そして自分のことを小説に・・・と、順を追って階段を上るように文章術を楽しく面白く発展させていきます。

有名な作家の詩や日記から学生たちの作品まで、小手鞠氏が選考委員をつとめた感想文や大学の講義で提出された小説などの例も多く出して解説。
感想文が苦手な子どもからプロの小説家を目指す人まで、やさしい言葉で面白く読めて、とても実践的、具体的なアドバイス、書けるようになるコツが満載で、文章を書くことが楽しく、また苦手意識がなくなります。


「ちょっとおもしろかったこと、ちょっと心が動いたこと。ちょっと素敵だなと思ったこと。ある日、みつけたちょっと素敵なことば。そんなささいなことでいいんです。『このあいだ、こんなことがあったんだよ』って、誰かに話して聞かせるようにして、できれば会話も入れて。」「頭で考えて、ことばを選ばないことです。ー中略ーたいせつなのは浮かんできたとき『それをつかまえること』です。つかまえて書いてみてから、『ああでもない、こうでもない』と考えてみてください」本文より。

1章・詩は野原から生まれる ーー面白かったこと、心が動いたことを、2章・日記は歴史の1ページ ーー日記帳を喜ばせるように、3章・感想文は手紙 ーーあらすじはかかない、4章・物語を書く喜びと悲しみ ーー制約を与えて書く
など。
各章おわりにQ&Aや小手鞠るい流創作ノート術などさらに実践的なコラムも掲載。
やなせたかし先生にかつて頂いたという詩のアドバイスも必読です。





【著者紹介】
小手鞠るい : 1956年岡山県生まれ。小・中学生時代から詩やお話を読んだり書いたりするのが大好きだった。中学生のときに入っていた文芸クラブの先生から作文を褒められて、将来は作家になりたいと思うようになった。1992年に渡米。以後、ニューヨーク州の森で暮らしながら作品を書いている。ランニングと山登りと庭仕事とパン作りが趣味。動物が大好き(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • やすらぎ

    湧いてくる泉のようにふっと浮かんでくる言葉を掬って、詩にのせてみたくなる。そんなときは青空のように気持ちが安らいでいるのだろう。小手鞠るいさんの穏やかな文章に触れて届いた清らかな風は、確かにやなせたかしさんに通じている。大切なものを見失わないために私もそうありたい。日記や記録は未来の自分への贈り物。読書をして感想を記す習慣も、あのときに抱いた感情を思い出すために、他者へその思いを伝えるために必要なもの。作者への敬意を忘れずに、感じたままに記していけば、自身の底からも希望の泉が湧いてくるだろう。文は人なり。

  • ゆのん

    私の趣味は読書であるが、実は多趣味でありその殆どがインドアなものだ。その数ある趣味の中に『手帳』というものがあり毎年12冊の手帳やノートを使い様々な記録をしている。12冊の中には『読書ノート』や『日記』もありコラージュや簡単なデコを施して楽しむ時間は至福の時だ。本書は子供向けとはいえプロの作家からの日記や感想文について書かれていて非常にためになった。特に日記に関してはついつい嫌な出来事を書きがちだったが良かった事を書く様になり、読み返した時にも気持ちが爽やかになる変化を実感。益々趣味の時間が楽しくなった。

  • えつ

    小手鞠さんのとても優しい言葉たちで溢れていた。小学生の頃、この本に出会っていたら、もっと文章を書くことが好きになっていたかもしれない。読書感想文や作文は比較的得意なほうだったけど、もっともっと違うことが書けた気がする。これは子どもも読むべきだけど、大人が読んでも全然遅くない!今からでも日記書こう!って思える素敵な作品。

  • みう

    文章を書くことの素晴らしさを柔らかな文体で伝えてくれる本。詩や日記、読書感想文に小説…どれも心を素直にして敬意を持って残していけるといいですね。特に日記を残すことのハードルが下がるようなポジティブな言葉が印象に残りました。

  • 火星人碧

    エッセイも、小説も、日記から始まる。自分も日記もどきを書いているので、興味を持って読む。フムフムなるほどと引き込まれる。自分の感覚に近い。何となく考えていたことを、具体的に書いてくれている。「日記をエッセイとして書き直そうと思った段階で、初めて人の目を意識すればいい」そうか、そうなのか。

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