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インド象の背中に乗って

小手鞠るい

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784092893375
ISBN 10 : 409289337X
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2025
Japan

Content Description

インドという未知の世界を旅する

「インド! 絶対いっしょに行く」と宣言した姉の横で、
「わたしは行かない」とあっさりと答えた三葉。
父が赴任するというインドに、全く興味が無かった三葉だが、偶然知ったある人のインドの小説に夢中になり、気持ちはどんどんインドの魅力に引き込まれていく。

小説の中の主人公は語る。
都会から都会へ、飛行機でヒューンと飛んでいって、適当に観光をして、お土産を買って「ああ、楽しかった」と、自己満足をして戻ってくる。そんな旅ではない旅がしたかった。まさに地をはうような、手探りの旅。そういう旅からしか見えてこない、インドを見たかった。手探りで何かを、この手でつかみたかった――。

どんな冒険が始まるのだろうか?
三葉の心の中でも化学変化が起こりだした。




【編集担当からのおすすめ情報】
作者小手鞠るいさんが若い頃にインドを旅したとき、すっかりインドに魅せられてしまったという。そんな経験が元となり生まれたとっておきの物語。

【著者紹介】
小手鞠るい : 1956年3月17日、岡山県備前市生まれ。同志社大学法学部卒業。1992年からアメリカ在住。ニューヨーク州の森の中で暮らしながら、小説、詩、童話、絵本の原案などを書いている。2019年『ある晴れた夏の朝』(偕成社)で第68回小学館児童出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • えみ

    嫌なことも納得させる不思議な魅力がある国、それがインドなのかもしれない。財や運のあるなし、誰かと比較して幸か不幸か決めて、不足しているものを欲し、手に入らなければ苛立ち、嘆く…だけど手に入り、満たされたモノへの関心、執着は消え、興味を失っていく。人は大なり小なりそういう生き物だと思っていた。でもこの物語にはそうじゃないがたくさん溢れていた…この世限りを謳歌する方法。ひとりの女性のインド旅行記に魔法をかけられた中学生。他人にも時間にもお金にも自分にさえも縛られない自由が本当の解放の意味を教えてくれる一冊。

  • よんよん

    小手毬さんのお話は久しぶりに読む。エッセイ?ではないよね。インドを旅する高田摩耶子の手記、私、インドには行けそうにないと思ってしまった。本当の旅とは、こんな旅なのかもしれない。ただ、そんな冒険をする勇気がないだけ。狭くて臆病な心しかないのかも。それにしても、日本にはない世界が広がっているインドを垣間見た気がする。

  • 雪丸 風人

    よくある観光とは違った旅の魅力が凄い!世界の扉をバーンと開いてくれる作品ですね。主人公はおとなしめの13歳。手にした絵本に魅せられ、著者に手紙を書いたのをきっかけに、彼女が思いがけない体験を重ねるというストーリーです。自分の視野がいかに狭いか思い知らされました。インドの逸話が価値観に送り込む新風はハリケーン級ですね。これは子どもたちにとって、より深い衝撃になるでしょう。なかなか気づけないもう一つの多様性の存在を浮かび上がらせ、知見を広げてくれるところも素晴らしかったですよ。(対象年齢は12歳以上かな?)

  • 檸檬の木

    中学生の三葉が魅了されたインド像の描かれた一冊の絵本。作者に手紙を書くように素直な気持ち綴った感想文を書き、便箋に書き直し手紙を送った。作家のお宅を訪問した三葉は、遺作品となったインド縦断・横断の旅行記を手にした。作中作品となった旅行記を中心に進む。吸い込まれるようにインドの世界観を読み耽る。動物、人間、売り物、ごみ、物乞い、商売人、旅行者、子どもたちが無秩序にごちゃ混ぜになったインドの景色。世界があるインドでは他の国に行く必要がない。世の中には、インドに来て好きになる人と、大嫌いになる人ニ種類がいる。

  • みっくん

    最初から最後まで楽しく読み進められる素敵な作品でした。旅行が好きな人もそうでない人も旅情をそそられるのではないかと思わせる魅力的な描写と内容でもありました。それと、作者へのファンレターや感想のお手紙書いてみるのもいいかなぁって気持ちにもなりました。(^_^)

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