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Gpif世界最大の機関投資家

小幡績

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784492396063
ISBN 10 : 4492396063
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2014
Japan

Content Description

危うし、年金財政。130兆円の運用資産改革は、アベノミクスの救世主か破綻の始まりか?

目次 : GPIFとは何か/ 年金制度とGPIF/ GPIFという組織/ GPIFの運用方針と目標運用利回り/ 年金制度と資産市場の断絶/ 公的年金のくびき/ 国債と分散投資/ 低金利革命/ 国民によるわな/ GPIFは必要か?/ GPIFのガバナンス改革/ 透明性と説明責任/ GPIFの運用とガバナンス/ GPIFは良い運用者か?/ 意外と素晴らしい国債とそのリスク/ あるべきポートフォリオ:日本株は買うな/ リスクとは何か/ GPIF改革私案

【著者紹介】
小幡績 : 1967年生まれ。1992年東京大学卒業。大蔵省(現財務省)に入省、99年退職。2000年IMFサマーインターン。2001〜2003年一橋大学経済研究所専任講師。2001年ハーバード大学経済学博士(Ph.D.)。2003年より慶應義塾大学ビジネススクール准教授。行動派経済学者として知られ、TV出演、雑誌への寄稿多数。2010年「GPIFの運営の在り方に関する検討会」メンバー。2014年4月までGPIFの運用委員会委員を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • えちぜんや よーた

    130兆円もの巨大資産を動かしているから、個人の資産運用とは縁のない世界かと思いきや、案外そうでもない。パッシブ運用とかアクティブ運用とか運用手数料の話とか、資産運用中級者の人が知りたがるようなエッセンスが書かれている。あと「2100年まで安心の積立金」が、2030~40年ごろに枯渇する可能性がきわめて高いとのこと。そうか国債の実質利回りの想定値と実績値の差か…。

  • けい

    今や世界の経済を動かすと言っても過言ではない、130兆円(いったいいくらだ)の潤沢な資金を背景に持つ世界最大の機関投資家GPIF。その内政府が国民丸投げで個人で運用してねと言いださないかと考えたりして(筆者が本書内でこのことに触れていたので笑ってしまいました)勉強のため読みました。GPIFという組織の内容や現状、問題点をくどいほど繰り返し説明しているので、読みにくくはありますが、ある程度理解できました。現状結成から昨年までに35兆円超の運用益を上げている事も事実。これからも注目していきます。

  • たかしくん。

    GPIF、曰く、政府が公的年金制度の運営の中で生じた剰余金を積立金とした資金を管理運用する専門組織。ゆえに、「安全かつ効率的」かつ「目標利回り」と相矛盾する目線が両立するする難しい組織。著者はその運用に関し、これまでの国債偏重からの脱却と、新しいポートフォリオの基本線を提唱します。いわゆる年金運用とは、年金加入者(=国民)の「リスク許容度」に懸っており、そこで重要なガバナンスが「透明性」と「説明責任」。巨大な組織ゆえの宿命ですかね。「投資は変化に賭け,運用は変化に備える」この言葉が印象に残りました。

  • ヒデミン@もも

    難しかった。でもわかりきっていることを難しい言葉で表現しているようにも感じた。しかしどこにいくんだろう私の積み立てた年金。結局、公的な投資をしてるってこと、投資を毛嫌いする友達はわかっているのかなと、本の内容とは関係ないことを考えた。

  • Willie the Wildcat

    旬なトピック、GPIF。GovernanceとPortfolioに焦点。前者は、政治・経済ではなく投資SMEの関与と、結果の妥当性。SODの観点でも確かに疑問符。後者のPortfolioの妥当性は意見が分かれるところ。確定拠出年金制度同様に、選択肢は求めたいところだが、130兆円!のお財布・・・。現実的ではないか。(汗)一方、振り返って投資家(つまり我々国民)の義務・責任。認知度向上は必須。運用利回りの改善策の具体性が若干弱い印象だが、GPIF元運用委員ということもあり、現状課題等の理解が深まった。

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