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続 遠慮深いうたた寝

小川洋子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784309032344
ISBN 10 : 4309032346
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
Yoko Ogawa ,  

Content Description

毎日歩いている道端、何気なくつけたテレビの画面、劇場のロビー…胸に飛び込んできた一瞬が、思いがけず深く刺さり、奥行きが生まれ、隠れた扉が開かれて遠くから光を運んでくる。日常の出来事から創作、読書まで、珠玉のエッセイ集、最新刊!

目次 : 1 遠慮深いうたた寝(両親の思い出/ 予定変更 ほか)/ 2 自転車と図書室(想像するということ/ 母校の図書館 ほか)/ 3 小説に触れる手(あまりにも遠い場所 さ迷う/ 小説に触れる手 ほか)/ 4 おじいさんと通りすがりの者(ジャワマメジカと私/ 私は世界のどこかとつながっている ほか)/ 5 想像力の冒険 本と読書(人生の豊かさを示す秤/ 私が愛する10冊 ほか)

【著者紹介】
小川洋子 : 1962年、岡山県生まれ。早稲田大学第一文学部文芸専修卒業。88年「揚羽蝶が壊れる時」で海燕新人文学賞を受賞し、デビュー。91年「妊娠カレンダー」で芥川賞を受賞。2004年『博士の愛した数式』で読売文学賞、本屋大賞、『ブラフマンの埋葬』で泉鏡花文学賞、06年『ミーナの行進』で谷崎潤一郎賞、13年『ことり』で芸術選奨文部科学大臣賞、20年『小箱』で野間文芸賞、21年菊池寛賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    小川 洋子は、新作コンスタントに読んでいる作家です。4年前に読んだエッセイの続編、遠慮深い性格の著者が、ユーモラスに綴ります。遠慮深い性格の著者が、阪神タイガースファンなのは、疑問です(笑) https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309032344/

  • シナモン

    予定通りにいかないと必要以上に慌てて、平常心を失う洋子さん、小説を書かなきゃいけないのにテレビを観てしまう時、罪悪感を減らすためにバランスボールに乗る洋子さん、新しいスマホの充電が100%から99%になると悔しくなる洋子さん、そんな洋子さんの日常に親近感を覚える。が、そんな日常の断片を洋子さんが綴るとそれ自体が物語のようで、やはり洋子さんの筆力はすごいなと思わされる。ささやかで、慎ましくて、遠慮深くて。小川洋子さんの小説の世界観はこんな日常から生み出されるのだな。 紹介されている本もぜひ読んでいきたい。

  • tamami

    作者名を見ただけで手に取り、購入してしまう作家さんが何人かいるのだが、本書の著者小川さんもその一人。エッセイとして、経験者でなくては書けない「授賞式の思い出」や「アルルへ行く」などの諸篇も含まれているが、何気ない日常の気づきや読書のレビュー、子どもの頃の思い出など、誰にでも起こりうる出来事が、著者の筆にかかると、そのどれもが一遍の上等なショートストーリー仕立てになっていて、練り上げられた文章に、ペンの持つ力を感じる。無意識のうちに著者の本を毎回手に取ってしまう所以かもしれない。今回も楽しませてもらった。

  • しゃが

    創作、観劇や読書の喜び、日々のこと、そして、家族や人とのかかわりなどが熱くも、謙虚なまなざしで綴られている。日々の生活のなかでも一瞬に鋭く動く感性は、すごい。その感性が物語のかけらを拾うのだと思い、エッセイ自体がすでに物語の文章だった。紹介の本も「こんなふうに世界を見ていいのだ」と小川さんらしい視点を感じ、そっと差し出してくれる。ただ「読みたいから読む」ことも同時代を生きる一人の女性を感じられるエッセイだった

  • メタボン

    ☆☆☆★ 読みやすいエッセイ。物語が生まれる過程に思いを巡らす。「まず、考えている間は小説は書けない。無理をして考えて書いた小説は失敗する。考えるのに疲れ果て、心が空っぽになった時、ふと、何ものかが私の胸に訪れる。それを見つめているうち、初めて書くべき世界が立ち現れてくる。あくまでも考えてはいけない。自分の脳みその都合に合わせるのではなく、書くべき世界に潜む言葉を見出してゆく。」

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