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ISBN 10 : 4872594800
Content Description
なぜ、敢えて国民意識を喚起するような言語法が作られたのか?ドイツ語・フランス語の時代を経て、ルクセンブルク語が公用語として確立された背景を解明する。言語イデオロギーや言語意識は、どのようにして言語化され、政治化され、制度に反映されたのか。単一言語主義と多言語主義の対立と融合の系譜をたどり、国民としてのアイデンティティと言語の関係を明らかにする。
目次 : 1章 国語としてのルクセンブルク語(歴史的な背景/ 国語としてのルクセンブルグ語 ほか)/ 2章 三言語併存と言語意識(三言語併存/ 単一言語性の意識と多言語性の意識 ほか)/ 3章 第二次世界大戦後の言語ナショナリズムと正書法改革(第二次世界大戦によるナショナリズムの高揚とルクセンブルグ語/ マルグ・フェルテスの正書法改革 ほか)/ 4章 1960年代・70年代と言語学者F.ホフマン(拝啓/ F.ホフマンにとってのルクセンブルグ語の位置づけ ほか)/ 5章 1984年の言語法と言語イデオロギー(1984年の言語法/ 単一言語性の意識 ほか)/ 6章 近年の社会の変動と言語(問題の設定と背景/ 三言語使用と言語イデオロギー ほか)/ 7章 公用語としてのドイツ語、ルクセンブルク語(問題の設定と背景/ 三言語使用とドイツ語 ほか)
【著者紹介】
小川敦 : 1975年生まれ。一橋大学大学院言語社会研究科博士後期課程修了。博士(学術)。大阪大学大学院言語文化研究科講師。専門は社会言語学、言語政策、ルクセンブルク地域研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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