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南北戦争 アメリカを二つに裂いた内戦

小川寛大

User Review :5.0
(1)

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784120053702
ISBN 10 : 4120053709
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

理念がぶつかり、戦場は血に塗れた―リンカーン、リー、グラントら群像と1861年から65年にかけての激闘。

目次 : 第1章 国家分裂から開戦までの道のり―一八六一年(サムター要塞の戦いにはじまる/ アメリカ連合国とは何か ほか)/ 第2章 アナコンダ計画の牙―一八六二年(トレント号事件/ 「戦争はいっぺんに一つでいいよ」 ほか)/ 第3章 ゲティスバーグという分岐点―一八六三年(奴隷解放宣言/ 宣言をめぐっての対立 ほか)/ 第4章 大流血―一八六四年(アナコンダ計画と封鎖突破の試み/ 窮する南部、発展する北部 ほか)/ 第5章 南部連合の崩壊とリンカーンの死―一八六五年(ピーターズバーグの戦い/ 黒人兵の活躍 ほか)

【著者紹介】
小川寛大 : 1979年、熊本県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。宗教業界紙『中外日報』記者を経て、2014年に宗教専門誌『宗教問題』編集委員、15年に同誌編集長に就任。また、全日本南北戦争フォーラム事務局長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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南北戦争の通史。今まで読んだものの中で一...

投稿日:2021/06/16 (水)

南北戦争の通史。今まで読んだものの中で一番シンプルにまとまっており、事実関係、因果関係がはっきり把握出来てとても良かった。そもそも日本語で読める南北戦争の本が少なく、現在のところの決定版と言っていいと思う。

kam さん | 大阪府 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • コットン

    イベント『2021年、今年読んだ本はこれだ!』でのoldmanさんのおすすめ本。アメリカで最大の死者数が出た戦争『南北戦争』について淡々とした歴史として語るのではなく経過や考察を加えながら書き上げている点が好印象。民主党と共和党の簡単な違いや北軍と南軍の違い、各人(将軍、大佐、大統領など)についての性格なども示され面白い。

  • skunk_c

    南北戦争という、アメリカ合衆国最大の戦乱(60余万人の死者数は未だにアメリカの他の戦争でのそれを凌駕する)についての、簡明な概説書。戦争(というか戦闘)の展開についての見取り図、個々の戦闘の状況、戦争指導者(大統領を含む)や軍人の個性などを分かりやすく著しており、読みやすい文体もあってサクッと読了。ただ、戦争そのものを奴隷解放のためと位置づけてしまっているのは甚だ疑問。確かにそれは戦争を引き起こすことになった南部民主党と共和党の代表的な争点ではあったが、白人同士が血を流す目的とは言えないのではないか。

  • 六点

    今次新型コロナ流行が起きるまで、アメリカ史上最大の死者数を数えた、南北戦争の概説書である。著者の本職は、編集者であり、在野の歴史研究家である。日本人にとって「遠い戦争」でもあり、馴染みが薄い南北戦争の入門として、決定版であると思う。この戦争で、産まれたものは多いが、北軍の、兵士の犠牲を顧みず、彼に出血を強要する消耗戦の思考は、その後の戦争での死者数を著増せしめたと思う。勝つために「解放軍としての大義」を求めがちな米国人の思考の基礎を、この戦争が作ったのだと、読者に感得させる、力量は素晴らしい。

  • yamatoshiuruhashi

    有名であり重要であるとは多くの日本人も認識はしているが、実はよく知らない「南北戦争」について概括を掴みやすい一冊。読友さんのレビューで知り手をつける。米国アイデンティティに関わる戦争であるが故に、米国の映画、本などでは重要な位置付けで語られるが、その実相をまとめて日本語で知ることは少ない。共和党と民主党の位置付けがこの頃となぜ逆転しているのか、そういうこともより知りたくなる。見解の相違もあるが著者も書いているように歴史専門書ではなく南北戦争に関する入門書として考えれば秀逸。

  • ようはん

    アメリカ史はあまり触れる機会が無く南北戦争の事もよく知らなかったが、この本で南北戦争の流れや関連する人物、南北両勢力の実情について分かりやすく知る事ができた。南側の敗因に関しては単純な国力の差や北側の経済封鎖もあるがリンカーンと対照的に連合を纏めきれない南側のリーダーシップの弱さ、英仏を始めとした諸外国を中立から味方に出来なかった外交の失敗辺りが目に付いた。

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