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地図と拳 上 集英社文庫

小川哲 (Sf作家)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087447774
ISBN 10 : 4087447774
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
小川哲 ,  

Content Description

【第168回直木賞受賞作】
【第13回山田風太郎賞受賞作】

「君は満洲という白紙の地図に、夢を書きこむ」

日本からの密偵に通訳として帯同した細川。
ロシアの鉄道網拡大のために派遣された神父クラスニコフ。
桃源郷の噂に騙されて移住した孫悟空。
地図に描かれた存在しないはずの島を探し、海を渡った須野。
日露戦争前夜、満洲の名もなき都市に呼び寄せられた人々は、
「燃える土」をめぐり殺戮の半世紀を生きる。
広大な白紙の地図を握りしめ、彼らがそこに思い描いた夢とは――。

【著者紹介】
1986年千葉県千葉市生まれ。2015年「ユートロニカのこちら側」で第3回ハヤカワSFコンテスト大賞を受賞しデビュー。2017年『ゲームの王国』で第38回日本SF大賞、第31回山本周五郎賞を受賞。22年『地図と拳』で第13回山田風太郎賞、翌年同作で第168回直木三十五賞を受賞。同年『君のクイズ』で第76回日本推理作家協会賞長編および連作短編集部門を受賞。その他の著書に『嘘と正典』『君が手にするはずだった黄金について』『スメラミシング』など。

【著者紹介】
小川哲 : 1986年千葉県千葉市生まれ。2015年「ユートロニカのこちら側」で第3回ハヤカワSFコンテスト〈大賞〉を受賞しデビュー。17年『ゲームの王国』で第38回日本SF大賞、第31回山本周五郎賞を受賞。22年『地図と拳』で第13回山田風太郎賞、翌年同作で第168回直木三十五賞を受賞。同年『君のクイズ』で第76回日本推理作家協会賞長編および連作短編集部門を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • クプクプ

    満州国をつくり、満州鉄道を敷く。大連はわかりましたが、新京とは長春のことでしょうか。スンガリーやコウリャンなどは聞いたことがある名称でした。王道や覇道という言葉や内地という単語は、年配の方が頻繁に使いますよね。年代は違いますが、沢木耕太郎の深夜特急は、大陸をバスで横断する話で、地図と拳は、大陸北部を鉄道で横断するテーマだととらえました。差別用語も出てきますが、かつて日本軍が行った行為の一部を読者が想像するためには、必要な用語だと思いました。下巻に続きます。

  • はるを@お試しアイコン実施中

    🌟🌟🌟🌟☆。リベンジのつもりで読んだのだが、自分で思っていたよりもちゃんとストーリーを捉えていた。だが、いかんせん登場人物がとても多く話が壮大過ぎて(しかも途中で十数年飛ぶので)レビューに落とし込む程には読解出来ていない、どころか人に粗筋さえ説明出来ない。でもねー、面白いのよ、コレが。なんだか分からないんだけど。ちょっとSFというかマジックリアリズムも入っているんだよね。戦時中の満州の話は面白い。全員己の正義を相手にぶつけ合って戦っている。細川と須野と明男がイイね。

  • Yemi

    戦時中の満州のお話。戦争という時代、痛々しい場面もありました。なにもないに場所に地図を作る。信念をを貫くために努力を惜しまない人々の姿は心が熱くなります。ただ、壮大すぎて理解するのに大苦戦。章ごとに視点が変わりすぎること、人の名前がわからなくなること、上巻はがんばって読みきりましたが下巻は少し間をおいてからにしようと思います。

  • Shun

    列強の植民地政策が進み世界は近代国家間が覇権を競う時代となっていた。西洋文明を取り込み急速に力をつけた日本もまた侵略の機運が高まり、対ソ連を念頭に満州を狙っていた。物語の始まりは戦略的な要衝地である満州へと二人の密偵・高木と通訳の細川が調査に来たことから始まる。そこで二人は重要な情報を持ち帰り、やがて戦争は激化し日露戦争は現実となった。戦争は何故起こるのか、タイトルに込められた意味が重い。地図の為に争いが起こり、また地図を描くことで未知の世界へと人々の想像力を駆り立て、そして数多の思惑が地図上で交錯する。

  • olive

    架空の都市・李家陳を舞台とし、戦争によって滅びるまでの50年余りを描いた物語。密偵として満州に渡った高木大尉と学生で通訳の細川。冒頭からピンチ!ロシア兵にスパイだと見破られて殺されちゃう?ここで、丸眼鏡へなちょこ通訳の細川退場か?と思いきや!細川こそが物語のカギを握る男として最後まで登場する。意外と早くに退場するのが高木だったのに驚いた。李家陳という町で、燃える土(石炭)を見つけた高木と細川。李家陳という町を、乗っ取った孫悟空。物語のはじまりは、この三人が関係しながらすすんでいく...下巻につづく

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