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Nhk「100分de名著」ブックス バートランド・ラッセル 幸福論 競争、疲れ、ねたみから解き放たれるために

小川仁志

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784140818510
ISBN 10 : 4140818514
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2021
Japan

Content Description

ラッセルはいう。「幸福な人とは、客観的な生き方をし、自由な愛情と広い興味を持っている人である。それゆえに自分がほかの多くの人びとの興味と愛情の対象にされるという事実を通して、幸福をしかとつかみとる人である」。そんな人になるためには何をすべきなのか。ラッセルの思索と経験が示唆する「幸せの獲得法」とは。

目次 : 第1章 自分を不幸にする原因(究極のポジティブシンキング/ 新しい尻尾の生やし方を教えよう ほか)/ 第2章 思考をコントロールせよ(退屈は本当に退屈か?/ 宇宙と比べて悩みを相対化する ほか)/ 第3章 バランスこそ幸福の条件(熱中すると幸福になれる/ 幅広い興味をもて ほか)/ 第4章 他者とかかわり、世界とつながれ!(客観的に生きる/ 幸福には社会とのつながりが必要 ほか)/ ブックス特別章 ラッセル『幸福論』で考えるコロナ時代の危機(コロナ時代の危機とは何か/ 新型コロナウイルスによるパンデミック ほか)

【著者紹介】
小川仁志 : 1970年、京都府生まれ。哲学者。山口大学国際総合科学部教授。京都大学法学部卒、名古屋市立大学大学院博士後期課程修了。博士(人間文化)。徳山工業高等専門学校准教授、プリンストン大学客員研究員等を経て現職。大学で新しいグローバル教育を牽引する傍ら、「哲学カフェ」を主宰するなど、市民のための哲学を実践している。また、テレビをはじめ各種メディアにて哲学の普及にも努めている。専門は公共哲学。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 1.3manen

    地元図書館新刊棚より。幸福な人とは、客観的な生き方。自由な愛情と広い興味(表紙見返し)。幸福とは自ら獲得すべき能動的な営み(006頁)。不幸の原因は競争。競争重視で家族をもつ幸せが犠牲に(026頁)。日本の少子化も競争重視が結果的に影響していると思う。天は二物を与えず、ではなく、有能なものはいくつも所有し、無能な者はひとつの取柄もない。私も無能で不幸だ。博士号の有無で最初から応募を拒否る大学も増えた。それ自体、差別で人を不幸にしている。

  • としま

    不幸の原因は自分の内に引きこもる、自己没頭。自分の情熱と興味を外に向けることで客観的に生きることが幸福になるために必要。退屈の反対は快楽でなく、興奮。退屈に耐える力も必要。比較することで妬みが生まれる。逆に賛美することで妬みを解消する。目の前のことを目一杯楽しむ。趣味、広い興味をもつ。

  • Shohei I

    NHK「100分de名著」シリーズ。ラッセル自身が体現した「幸福の獲得法」について、わかりやすくまとめられた一冊。 「幸福を獲得する」と表現したのがラッセルの特徴です。ラッキーで幸福になるのではないとのこと。特に、思考のコントロールについての記述が印象的です。ぐるぐると負の思考のループから抜け出すためには、行動を起こすことに目を向けるといいのだそう。何を考え、何は考えないのか。そういう判断ができることも、幸福を獲得するために必要なスキルなのでしょう。仕事のことで負のループに陥るときへのコメントも秀逸です。

  • 最早

    面白かった。次は普通の翻訳版を読もうと思う。悲観主義や競争、疲れ、妬み、世評への怯えなど、自分も当てはまる部分が多く、色々気づかされた。平和への熱い思いにも心を動かされたし、自分も宇宙の住人という意識で生きていきたい。

  • らる

    自分が一番望んでいるものを発見。望んでいるもののいくつかを「本質的に手に入らない」として上手に捨てる。自分の欠点に無関心になる。注意を外界の事物に向ける/不幸最大の原因は自己没頭/心配から来る疲れが人を不幸にする/退屈を味わえる人になること/ねたみの本質は他との関係においてみること。比較すること。謙遜する人はねたみを持ちやすい/人の意見を尊重しすぎていると幸福にはなれない/興味の幅をできる限り広くせよ/仕事を面白くする要素は「技術の行使」と「建設性」/趣味をもち、「世界を広く」みること

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