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前向きに、あきらめる。 一歩踏み出すための哲学

小川仁志

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784420311007
ISBN 10 : 4420311002
Format
Books
Release Date
January/2023
Japan

Content Description

人生が思い通りにならない時、人はどうあきらめ、それでも前に進んでいくのか。
異色の経歴を持つ哲学者がおくる、困難な時代を歩き続けるための処方箋!

コロナ禍で多くの人がさまざまなことをあきらめざるを得なくなった。
しかし、あきらめることは決して悪いことではない。
商社マン、フリーター、公務員を経て哲学者になった著者が、自らの経験や哲学の知見をもとに、あきらめる意味や活かし方を紹介。

あきらめるという言葉を聞くとまず、それはやってはいけないことだと感じてしまう。
一見ネガティブな言葉は、私たちを萎縮させることのほうが多いだろう。
はたして本当にそうなのだろうか? 私たちは言葉に縛られているだけではないだろうか?

私自身が哲学で困難で乗り越えてきた経験や、さまざまな哲学から学んだ英知を紹介しつつ、
思いがけない事態を前に、それでも人生を前に進めていくための方法について論じていきたいと思う。
それは前向きにあきらめるための、一歩踏み出す哲学である。(「はじめに」より)

「前向きなあきらめ」とは? 何をあきらめ、そして何が得られるのか。

●目次
第1章 あきらめる (人生は途方に暮れるもの/あきらめるのはいつがいいか…)
第2章 ためらう (立ち止まるところから始まる/人生は選べることに意味がある…)
第3章 捨てる (捨てることと拾うことの関係/捨てることで残るもの…)
第4章 降りる (いつかは降りなければならない/人生を半分だけ降りる…)
第5章 開き直る (開き直りはかっこいい?/開き直りは運命に抗う手段…)
終章 邂逅 (開き直りの先に待っているもの/偶然とは何か/自分自身との和解…)

●著者について
小川仁志(おがわ・ひとし)
1970年、京都府生まれ。哲学者・山口大学国際総合科学部教授。
京都大学法学部卒、名古屋市立大学大学院博士後期課程修了。博士(人間文化)。
商社マン(伊藤忠商事)、フリーター、公務員(名古屋市役所)を経た異色の経歴。
徳山工業高等専門学校准教授、米プリンストン大学客員研究員等を経て現職。専門は公共哲学。
大学で課題解決のための新しい教育に取り組むかたわら、「哲学カフェ」を主宰するなど、市民のための哲学を実践している。
また、テレビをはじめ各種メディアにて哲学の普及にも努めている。
NHK Eテレ「世界の哲学者に人生相談」「ロッチと子羊」では指南役を務めた。
著書も多く、『孤独を生き抜く哲学』(河出書房新社)、『中高生のための哲学入門――「大人」になる君へ――』(ミネルヴァ書房)、『不条理を乗り越える 希望の哲学』(平凡社新書)など、これまでに100冊以上を出版している。
YouTube「小川仁志の哲学チャンネル」でも発信中。

【著者紹介】
小川仁志 : 1970年、京都府生まれ。哲学者・山口大学国際総合科学部教授。京都大学法学部卒、名古屋市立大学大学院博士後期課程修了。博士(人間文化)。商社マン(伊藤忠商事)、フリーター、公務員(名古屋市役所)を経た異色の経歴。徳山工業高等専門学校准教授、米プリンストン大学客員研究員等を経て現職。専門は公共哲学。大学で課題解決のための新しい教育に取り組むかたわら、「哲学カフェ」を主宰するなど、市民のための哲学を実践している。また、テレビをはじめ各種メディアにて哲学の普及にも努めている。NHK Eテレ「世界の哲学者に人生相談」「ロッチと子羊」では指南役を務めた。YouTube「小川仁志の哲学チャンネル」でも発信中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • しょうご

    担当編集の方からご献本をいただきました。よりよく生きていくためには哲学が必要です。自分であれこれ悩むのも大切ですし、先人が考えたことを取り入れる姿勢も大切です。章立てでテーマになっている「あきらめる」「ためらう」「捨てる」といった言葉は後ろ向きなニュアンスで使われることが多いです。しかし見方を変えればそこから始まることもあります。哲学は結論ではなく思考のプロセスが大切だと感じました。分かりやすかったです。

  • spike

    タイトルや著者名にひるまず、肩の力を抜いて読める本。休日の午前中に向いてると思った。リラックスして、しっかり頭を回しながら読むのがいいと思う。後からじわじわ来る。

  • takao

    ふむ

  • Saeko

    読みやすく一気に読めました。みんながいろんなことで悩んでいて、それはずっと続いてきた歴史なんだと、おもいました。ありがとうございました。小川先生。

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