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「当たり前」を疑う100の方法 イノベーションが生まれる哲学思想 幻冬舎新書

小川仁志

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784344987234
ISBN 10 : 4344987233
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2024
Japan

Content Description

新しい発想で世界経済をけん引する企業が次々と登場する欧米に比べ、なぜ日本ではイノベーションが生まれないのか。それは、欧米では子どもの頃から「当たり前を疑うことが大事だ」と徹底的に教え込まれ、物事を批判的に思考するクセができているから。その教育の根底にあるのが「哲学」だ。「知っていることを知らないと思ってみる」(ソクラテス)、「答えを出さない方がいいと考えてみる」(キーツ)等、古今東西の哲学から、マンネリを抜け出し、ものの見方が変わる100のノウハウを伝授する

【著者紹介】
小川仁志 : 1970年、京都府生まれ。哲学者。山口大学国際総合科学部教授。京都大学法学部卒、名古屋市立大学大学院博士後期課程修了。博士(人間文化)。商社マン、フリーター、公務員を経た異色の経歴を持ち、徳山工業高等専門学校准教授、米プリンストン大学客員研究員等を経て現職に至る。専門は公共哲学。哲学をベースにした課題解決に取り組む傍ら、市民のための「哲学カフェ」を主宰するなど哲学の普及に努めている。最近はビジネス哲学研修も多く手がける。NHK Eテレ「ロッチと子羊」などで指南役を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • レモングラス

    疑うことの大事さが書かれていて、奥が深くて面白くて、すっと心に入るものと難しく感じるものとあり、読むのに時間を要する上、読了後またすぐにでも読み返したくなる。不思議と心を持っていかれる感じ。視点を変えるというのはよく言われることだけれど、視点の変え方というより、読んでいるうちに自分が少しずつ変わっていく感じで肯定感が大きくなって鷹揚さが生まれる。「オッカムの剃刀」思考は節約できるだとか「削ることで本質が見える」プロティノス、ハッとする言葉の連続で、読むことでほぐれてくるし、不要な何かが削ぎ落とされる。

  • MI

    100人の哲学者や思想家から日常を疑う癖をつける。中でも、@プロディノスの削ることで本質が見えてくる。何か新しい知を学ぶたび、その知を身につけるのだと思いこんでいる。自分を磨くというのは、自分の不要な知識を捨てること。 Aアドラーの劣等感の考え方。人は他人と自分を比較して落ち込む。アドラーは劣等感こそ人を成長させると気づいた。劣等感を感じたら自分の伸びしろと捉える。普段の当たり前の考え方を疑ってみる。コップに水を半分あるととらえるのか、半分しかないと捉えるのかで自分の心持ちが180度違ってくる。

  • ta_chanko

    哲学者の視点から、「当たり前」を疑ってみる。物事を柔軟にとらえ、あらゆる可能性を考えるために必要な方法。時代の転換点にある現在において不可欠な思考法。思考に限界はない。「当たり前」を疑うことで、よりよい人生、よりよい社会を切り拓いていきたい。

  • チャー

    様々な考え方を持つ哲学者たちの視点を言葉を引用し、固定観念から脱して異なるアプローチで問題や課題に取り組む方法を解説している。物事の成立や人の想いが、それ自体が持つ強度の程度によって測られるという視点は斬新であった。思考の節約は余分なことを考えないために役立つ。補綴性が行き過ぎると技術のしもべになってしまうという考え方は、便利だからという主観で押し付けることの危険性について考えさせられる。死への恐怖は先駆的決意性という見方で考えると、いずれ来るまでの間をいかに過ごすかの重要性を問い直すことができる。

  • 乱読家 護る会支持!

    「判断を中止する」 「要素に分解する」 「逆からみる」 「相手にあわせて変わってみる」 「人間抜きで考えてみる」 などなど、古今東西の哲学者たちが思考した、『当たり前を疑うワザ』『具体的な疑い』。 日本社会が停滞しているのは、前例主義などと言われる、誰かがやって成功していることを後任者がやり続けることにあると思います。 また「言霊信仰」といわれるものも、思考の枠から出れなくしているように思います。 まずは、自分が何を「思い込んでいる」のかに気づくことが大事なのかもしれません。

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