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「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。 ちくま文庫

小川たまか

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480439949
ISBN 10 : 4480439943
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2025
Japan

Content Description

性犯罪被害、ジェンダー格差、年齢差別、#MeToo‥‥社会から軽く扱われてきた暴力に眼差しをむけ、声を上げ続ける著者による告発の書。

【著者紹介】
小川たまか : 1980年東京生まれ。大学院卒業後、2008年に共同経営者と編集プロダクションを起ち上げ取締役を務めたのち、2018年からフリーライターに。Yahoo!ニュース個人「小川たまかのたまたま生きてる」などで、性暴力に関する問題を取材・執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • たまきら

    ジェンダー格差について違和感を感じ始めた人にこそ、この人の本を読んでほしいです。気づけなかった自分に気づき、これから変えていこう…その姿勢に共感できる人が多いと思うから。私にも「手をのばさなかった話」があります。おさなすぎて気づけなかったクラスメートの異変、集団痴漢があるなんて知らなかったせいで嘘だと決めつけてしまった遅刻常習犯の仕事相手。常に忘れないでいたいー人の苦しみに無関心であることの残酷さを。それが加害と同じぐらい人を傷つけることを。そして堂々と言い続けますー自分はフェミニストであると。

  • 空猫

    世間からタブーとされ、無関心、偏見、蔑視、差別にも繋がる、セクハラを始めとする性暴力に声を上げ続けている著者の、記録である。文庫なので‘16年〜の記事で現段階に補足はしてあるものの10年前に男女化格差114位が今や118位の日本の現状である。コンプライアンス‼と口喧しいだけで世間の認識が急に変わるわけでもなく。「そんな事ぐらいで」という人は自分の恋人、妻、妹、娘が同じ目に遭っても言えるのだろうか??『ハンチバック』も強烈だったがそれは「無い事にされている」人々が声を上げだした人たちだからなのだな。

  • Inzaghico (Etsuko Oshita)

    ユーモアを交えて書かれていても、読後感は重い。笑いで済ませていけないことは、笑ってはいけない。笑ってしまうと「それくらいのことで目くじら立てるなんて」に追随したことになり、「ほとんどない」ことにされてしまう。 わたしが子どものころから、女性をめぐる環境は向上したとは思うが、それだって、当時の底辺からは、という話だ。男性からも、女性からも、変化を求めない層から圧力はかかるし、自分もそちら側にいることに気づく。だから、こうやって言ってもらって(比喩的に)頭を叩いてもらわないとわからない。

  • こうめ

    性犯罪にまつわる話に触れていると、理不尽なことが多くて無力感に襲われる。普通の被害ならあり得ない、被害者の報われなさ。 被害を認知して声をあげられるようにするため、加害者にならないために、もっとまともな性教育が必要。 もっと言えば、せっかく学校で集団教育をしているのだから、自分を大切にすること、他者を尊重することが学べる場であるべき。

  • jam

    約10年前、いろいろなことがあったなと改めて思う。そこから社会は良くなった面もあるし、変わらない面も、悪化した面もあると思うが、少なくとも痴漢が犯罪として扱われるように最近はなっていることだけは前進なのかなと思っている。私が若い頃は触られるぐらい、減るもんじゃなし、みたいな扱いだったので…一方で最近はジャニーズ問題や中居問題で性加害者を庇う女性の姿もよく見るので、なかなか辛いものがある。筆者がなるべく中立的に冷静に書こうとしていることはすごく感じる。

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