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時が止まった部屋 遺品整理人がミニチュアで伝える孤独死のはなし

小島美羽

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784562056804
ISBN 10 : 4562056800
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
加藤甫 ,  

Content Description

誰にでも起こりうる。だからこそ―。孤独死、ごみ屋敷、残されたペットたち―故人の部屋を片づけ、弔いつづける27歳の遺品整理人が、依頼現場をミニチュアで再現。死と向きあってきたからこそ伝えたい想いを初書籍化。

目次 : 第1章 音信不通の父親/ 第2章 ごみ屋敷それぞれの事情/ 第3章 家のなかの密室/ 第4章 遺品の多い部屋/ 第5章 壁に残された「ゴメン」/ 第6章 残されたペットたち/ 第7章 終の棲家

【著者紹介】
小島美羽 : 1992年8月17日、埼玉県生まれ。2014年より遺品整理クリーンサービス(株式会社ToDo‐Company)に所属し、遺品整理やごみ屋敷の清掃、孤独死の特殊清掃に従事する。孤独死の現場を再現したミニチュアを2016年から独学で制作開始し、国内外のメディアやSNSで話題となる

加藤甫 : 1984年神奈川県生まれ。写真家・西村陽一郎氏に師事。フリーランスとして様々な媒体での撮影のほか、アーティストやミュージシャン、アートプロジェクトのドキュメントを各地で行なっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • いつでも母さん

    大好きな読み友さんのレビューに誘われて。孤独死・・色んな死がありました。少子高齢化、自宅で自然死が増える気がする。私はそれで構わない。ただ・・早めに発見してほしい(切実)遺品整理人ーキツクて心もしんどい仕事だと思う。でも間違いなく有難く必要な仕事なのだ。この先益々求められるのだろうな。最期の瞬間、人は何を脳裏に浮かべるのだろう。ちょっとでいい、いい人生だったと思いたい。

  • しいたけ

    孤独死した人のご遺体は、玄関の方を向いていることが多いという。浸み出した体液、分断された生活の痕。写真であったならこれ程食い入るように見ることはできなかったはずだ。ミニチュアの部屋には、作り手が故人の暮らしと思いを受け止めた優しさが加わる。故人の生と、作り手の死。居ずまいを正して読んだ。私の隣りにある死と何ら変わらない死であることを、静かに受け止めたい。いま生きている自分。いま生きている私と関わる人たち。すべてを大切に思う方へ爪先を揃えなければ、この本を読んだ甲斐がない。

  • yomineko@鬼畜ヴィタリにゃん🎄🎅🎄

    大切な人が若くして突然死してしまった。彼には家族がいるから大丈夫だったが私の場合は😨孤独死の現場がどうなるかを確認するため再読。神経を使う職業(医師、弁護士など)の方々は帰宅後、片付ける気力もなく汚部屋になり、そこで死を迎える。遺品整理をしているとどこからともなく「知人友人」が現れ金目の物を奪って行く。高価なフィギュアなどは目を付けられ易い。他人の死を利用して換金する輩は許せない。老いも若きも孤独死とは無関係とは言えない。ペットを残しての孤独死は悲惨。遺族は殺処分を望む場合が多いという。また読みたい。

  • nyaoko

    孤独死の現場をミニチュアで制作する。ミニチュアとか、そんな小さい物作るだけでも大変なのに、孤独死の現場って…と、テレビで見たのは去年。図書館からやっと回って来たのだけど、2時間もかからず読めるのに、重くて辛くて、数日かけてやっと読んだ。小さくても作り物でも、壮絶な最期を遂げた現場は凄まじい。猛暑で現場が続く時、遺族に罵られる時、どんな時でも、故人に花を手向け、祈り、仕事をやり遂げるなんて、余程の覚悟と信念がないと出来ない。こういう本を読む度に、ある年齢になったら身辺整理って必要なんだと思うけど、なかなか…

  • breguet4194q

    ミニチュアの完成度は素晴らしい。そして、何よりも凄いのが、著者の覚悟。遺品整理人というこの仕事は、従業員100人のうち99人が長続きしないとの事。その中で、故人と遺族に寄り添う。誰もが避けられない死という現実に対して、個々人がどの様に最期を迎えるのか。遺品を見ると、孤独死は最期と発見されるまでの間こそ悲惨であれ、死ぬ直前までと住んでいた環境は、すべてのケースが不幸ではないと言う。さて、自分と自分の周りの方々は、どのような最期を迎えるのか。絶対に孤独死はしないと言い切れる人などいないと思う。

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