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猫の王 猫伝承とその源流 角川ソフィア文庫

小島瓔禮

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784044008192
ISBN 10 : 4044008191
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2024
Japan

Content Description

なぜ、猫は突然姿を消すのか。その謎を解くため、日本、東アジア、ヨーロッパ、古代エジプトへ。古今東西の資料をもとに、猫たちの魔性と伝承の源流を求めて「猫学」の旅に出よう。



【著者紹介】
小島瓔禮 : 1935年、神奈川県生まれ。國學院大學文学部卒業。同大学院文学研究科博士課程単位取得退学。民俗学、日本古典文学専攻。琉球大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • たまきら

    新刊コーナーより。女神になったり魔女の使い魔になったり…ネコとヒトの、長い長い関係を楽しく読みました。我が家にも三毛猫がいるので三毛猫の様々な伝承は面白かったです。オスがめったにいないことや、メスらしい気質が関係しているのかな、なんて思ったり。ヨーロッパの童話では、猫のお姫様の元で働くハンス君の話が好きだったなあ。日本はしかし、世界が認める猫好き大国。豪徳寺をはじめ、豊富なエピソード満載を満喫しました。…我が家のネコが一番だけどね。

  • 播州(markU)

    昔話の猫ちゃんは両極端です。ねずみを捕って、人や財をまねいて家を栄えさせます。かと思えば、長く生きて化け猫になって人を襲うような側面を見せるのです。実はこれ、日本だけに限りません。海外では猫が財宝をもたらし、魔女は猫に化けるようです。類似はそれだけでなく、猫の王様がいるし、踊りが好きだし、人に化けることもあります。古代エジプトの時代から猫だけでなく、猫に伴う物語も広められてきたのだなぁ。猫ちゃんの魅力的な魔性が良くわかる一冊でした。

  • 月音

    猫好き・妖怪好き・民俗学好きの私には、まさに猫にまたたびな一冊。猫の話の中でも特に好きなエジプトのバステト女神(本書ではバスト)と、九州の猫岳の昔話から始まるのも嬉しい。この事例でも明らかなように、人にとって猫は信仰対象にも忌避対象にもなる。両極端のようだが、共通するのは猫は人間の幸不幸・生死の行方まで握る超自然の力を持つと認識されていることだろう。本書では、猫の王を戴く猫社会の観念、猫の踊り、猫檀家、鍛冶屋の姥などの国内の昔話や言い伝えのルーツを欧米・アジア各地に伝わる話から探る。⇒続

  • にゃお

    猫絵十兵衛御伽草子で猫と人との心温まる話を先に読んでいたせいか、こちらの民話等として伝わっている猫にまつわる物語が猫が化生になって人を襲ったら返り討ちに遭う話が多くて、猫好きとしては気持ちがどんよりしてしまった。世界中で似た話があるのは、猫の伝来と共に逸話が伝わり、その地に根付いてアレンジされているとの事。

  • So Honda

    猫にまつわる日本や世界の膨大な伝承からその系譜をたどる。興味深い話ばかりだけど、やや冗長。もう少し削ぎ込んでいただけると論点も明確になるのにと思った。(民俗学の本には冗長さはありがちだけど)

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