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私が見てきた日本経済論

小峰隆夫

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784296119158
ISBN 10 : 429611915X
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2023
Japan

Content Description

枕詞は疑うべし―。ニクソン・ショック、石油危機から経済摩擦、バブル崩壊、デフレまで40年以上にわたって日本経済の課題に対峙してきたエコノミストは、タブーを恐れずにいかに問題の本質を突き詰めていったのか。経済白書完成までの攻防、経済計画作成の舞台裏、経済分析をめぐる論争などの知られざるドラマを、小宮隆太郎、根岸隆、金森久雄、香西泰など名だたる研究者・エコノミストのエピソードも交えて明らかにするユニークな日本経済論。

目次 : 第1章 タブー死すべし―ニクソン・ショックと悲劇の経済白書/ 第2章 石油危機の時代/ 第3章 経済摩擦と経常収支不均衡について考える/ 第4章 月例経済報告を振り返る/ 第5章 経済白書とは何か/ 第6章 エコノミスト修業時代/ 第7章 経済白書ができるまで(前編)―内国調査課長就任から原案執筆まで/ 第8章 経済白書ができるまで(後編)―各省調整から発表まで/ 第9章 経済白書で分析してきたこと/ 第10章 官の世界で経験し考えてきたこと

【著者紹介】
小峰隆夫 : 1947年3月生まれ。2023年4月大正大学地域創生学部客員教授。ほかに、現在、日本経済研究センター理事・研究顧問、中曽根康弘世界平和研究所研究顧問などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    小峰先生(というよりも元経済官僚)のご自分のたどってきた生き様をエッセイ風に書かれていて楽しく読ませていただきました。とくに経済企画庁での先輩方の謦咳に接していた様子などが印象に残りました。また根岸隆先生、小宮隆太郎先生等との思い出なども印象に残りました。官僚であったためにかなり政治的な対応を迫られている様子もわかります。著作が結構多いようで「平成の経済」でも読んでみようかという気になりました。

  • しゅー

    ★★『平成の経済』が面白かったので本書も手に取る。日本経済史について書かれた部分はあるのだが、大半は日経「私の履歴書」から職業人生のみを取り出したような書き振りだ。「官製エコノミスト」という、今となっては、なりたくてもなれない職業についてのお仕事小説としても読める。いまの混沌とした経済論争を見るに、かつての経済企画庁と「経済白書」の存在の大きさを感じた。もちろん内閣や各省庁の意見を入れて文言がどんどん変わっていくのだが、その検討過程そのものが日本経済の現状認識をすり合わせる役割を果たしていたのではないか。

  • takao

    ふむ

  • Kooya

    日本経済研究センターで連載されているコラムを書籍化した本。官庁エコノミストとして従事した業務を振り返りつつ今まで取り組んだ日本経済の論点について意見を述べている。経済企画庁時代からの旺盛な執筆活動に加え、経済白書作成の豊富な経験もあって、内容は非常に読みやすい。また、Jカーブ効果や経常収支といった経済学のトピックについても具体例を用いながら簡明に解説しており、著者の文章力の高さが滲み出ている。(コメント欄へ続く)

  • すのす

    小峰先生の自伝と思い出としての日本経済論。ご自身でも触れられているが、筆致の柔らかさや緩急の付け方が絶妙で、読みやすく面白い。ガッと通読できた。官庁エコノミストの存在感が薄れたのは実感としても理解するところだが、経済白書への向き合い方や、経済のありようを分析する姿勢は、本来役人各所が持つべきものと思うし、EBPMも結局はこういうところに落ち着く(自分自身が経済学部卒なので、こうした考え方に親和的だとも思う)。

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