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えいやっ!と飛び出すあの一瞬を愛してる Oyamadasakiko'sselectio

小山田咲子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784874156490
ISBN 10 : 4874156495
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2007
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

2002年10月5日〜2005年9月19日、ブログが映し出すひたむきな青春。才能溢れる見事な作品集。

目次 : 2002(初日/ 昼下がりの衝撃 ほか)/ 2003(みゆきとさゆり/ 癒し ほか)/ 2004(新年/ バス ほか)/ 2005(年越し/ 喫茶店 ほか)

【著者紹介】
小山田咲子 : 1981年8月8日福岡市東区の千早病院で生まれる。1995年8月第3回飯塚市中学生海外派遣事業に参加、オーストラリアへのホームステイ3週間。1996年頃より「朝日新聞」のヤングコーナー『ヘイヘイ!サラダ』に投稿、詩や短歌が掲載される(高校3年まで)。1997年秋、九州女子大学募集の第1回全国高校詩歌コンクール詩の部で優秀賞受賞、「コーラとあの子の思い出」が『白いチョークをひとつ下さい』(新声社)に収録される。2000年4月、早稲田大学第一文学部入学(18歳)、小平市花小金井のアパートにて東京生活が始まる。10月2000年度ACC学生CMコンクール・ラジオ部門大賞。2001年11月、2001年度早稲田学生文化賞受賞(前年度の功績が讃えられての賞、学生会館壁面に名前が刻まれる)。2002年5月『たった五行の恋のメッセージ』(東京堂出版)に17歳の時応募した作品が収録される。2005年3月早稲田大学第一文学部卒業(23歳)。9月29日アルゼンチン旅行中、サンタクルス州ゴベルナドル・グレゴリス市より国道40号95キロ地点にて、同乗していた車が横転し死亡。24歳と2カ月。2007年8月遺稿・追悼文集『コーラとあの子の思い出』(私家版)刊行(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 水色...

    ★★★★★オフ会で紹介するために再読。その当日にはテーブルの代表6名に選ばれ、ビブリオバトルに参戦し2位を頂きました☆ andymoriという好きなバンドのボーカルの姉、小山田咲子さんのブログを書籍化したもの。才能ある若者に学ぶ人生の機微。彼女の深みのある豊かな文才と内に秘めたる感性の塊は秀逸。言葉の駆使に脱帽し圧倒され、いかに自分が日本語に対して無知であるのかを痛感させられる。彼女が何気なく記している夢や近い将来には胸が詰まる。けれど溢れる好奇心と行動力、真摯に自他と対峙する姿勢、短くも濃い人生であった

  • ベランダ

    神楽坂に用事ができたのでつまみ食いで再読。たくさんの人と情報と物とできごとが押し寄せてくる中で、健康だから頑張ってしまえたこともたくさんある。けれど、消化しきれずにいっぱいいっぱいでそれでも前に進もうともがいてしまった20代を思い出した。えいやっ!と飛び出して傷つきまくった経験も宝石のよう…とこの人のことは思えるのだから、きっと私のあれこれの傷もそんな記憶に変えていくことが可能なのだろう。過去いくつか類似経験はあるのだけれど、今でもバンジージャンプはこわいから、今の私だったらやる必要がないのならやらない。

  • ゆり〜こ

    小山田さん、何で魅力的な方だったんだろう。とてもアクティブで、とても賢い方だった事が文章から伝わってきたけれど、それと同時に謙虚さも伝わってきました。自ら世界を広げに行っていて、どんどん新しい物を吸収して。そこで感じた事、考えた事を文章にされているのだけど……その文章が驚くくらい惹きつけられるもので、胸に刺さるフレーズがページをめくる毎に出てきて。日常を切り切り取り方、文章への変換の仕方がすごすぎました。私は当時の彼女よりも歳上になってしまいましたが、こんな方になりたいな、と感じました。

  • kana

    1981−2005 最愛の人であった冒険家で写真家の石川直樹氏との南米旅行中に、同乗する車の横転事故で24歳でこの世を去った小山田咲子さんの大学生時代のブログを書籍にまとめたもの。自分の中に湧き上がる感情を熱量を持ったまま言葉で表現するのが上手い方だなと思った。そしていつも全力で生き抜いている感じがキラキラしていた。彼女が成熟した頃の文章も読んでみたかったな。もうその思いは叶わないけれど。

  • ひつじぱん

    読んでると、時間をこえて友達と喋ってる感じがする。大学時代、街灯の下やコンビニの前や友達の家で、アイス食べたりしながら、とりとめのないことを夜通し何時間も喋り続けたあの感じ。13年前同い年だった著者の、ぐるぐるしたりはっとしたりしつつ、書くことでなんとか進もうとしてる感じ、ものごとを大事にしようとしてる姿勢。この人友達になれそうだなーと思う。たぶん、幅広い人にそう思わせるような人だったんだろう。きっとこんなに自分のことだけでぐるぐるできるのって今だけの特権なんやろなーと思う。

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