Books

漱石先生と私たち 中公文庫

小宮豊隆

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784122074385
ISBN 10 : 412207438X
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

その時分の私たちというのが、なんでも先生の真似をして見ようという、随分馬鹿気きっていた時分なのである。―師・夏目漱石をはじめ、寺田寅彦、鈴木三重吉、森田草平から芥川龍之介まで。漱石山房で、ともに文学談義を交わし、酒を呑み、気焔を上げた人々を、第一の弟子が回想する。文庫オリジナル。

目次 : 夏目漱石/ 寺田寅彦と松根東洋城/ 鈴木三重吉/ 安倍能成/ 森田草平と内田百〓/ 野上豊一郎/ 芥川龍之介

【著者紹介】
小宮豊隆 : 1884年福岡県生まれ、東京帝国大学文学部独文科卒業。夏目漱石の門人となり、漱石山房の人々と深く交流する。夏目漱石、中勘助の全集、寺山寅彦の随筆集等を編集。独文学者・文芸評論家・演劇評論家。東北大学名誉教授。1966年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • KAZOO

    小宮豊隆は漱石の一番弟子のような感じで今までも漱石の伝記などや全集の編纂などを行ってきています。この本では漱石ばかりではなくその弟子たちと漱石の関係などを含めての随筆となっています。小宮豊隆の「修善寺日記」などもあり、いかに漱石に献身的に尽くしたかがよくわかります。「三四郎」のモデルということも言われています。

  • くるみみ

    夏目漱石の弟子とか書生というか周囲の人たちの内の1人が書いた漱石回顧録なんだろうなという軽い認識で読み始めたが事細かな漱石の思い出話が詰まっていて楽しく読んだ。「修善寺日記」には小宮氏が入院中の漱石をお世話したり鏡子夫人にも気を配り、毎日見舞いに訪れる前に花を摘んだり分けて貰ったりなど記されており、文章から感じられる漱石に対する深い敬愛と親愛ぶりに驚いた。俳句会での態度について寺田寅彦に窘められた事など赤裸々に書いてあり気取ったところのない素直な人柄を感じ、三四郎を読みたくなる(小宮氏がモデルらしい)。

  • シルク

    鈴木三重吉の書簡集見てると、ま〜頻繁に、「小説、書けねぇよぉぉ😭」って泣き言と、「金がねぇよぉ😰」って愚痴、そして「マッヘン(※ドイツ語で「する」の意味の語だが、どうも三重吉は、「セッ○スしたい、女抱きたい💒」の意味で使っている)してーよ〜ゲヘヘ」って、下半身の欲望だだ漏れの言を書き送っている相手がいる。それが…小宮豊隆。な、仲良かったんかね…(遠い目)。漱石先生の所で出会った2人が、ぐっと接近したきっかけは、漱石とこの引っ越しの手伝いに共に参加したことだったそうな。で、三重吉は、漱石んとこの猫→

  • Oka

    漱石と関係が深かった人物からの漱石や周囲の人物との日々を描いた作品。登場人物が皆、ある程度の社会地位があり、漱石の家に出入りしていた人々の、そもそものベースの高さを窺わせた。そういった人々のふれあいが描かれており、日々の出来事も芸術性があったりと、面白いものだった。言葉遣いが古いままで描かれており、それが味わい深いのではあるが、若干読みづらさにも繋がっていた。

  • Marika

    漱石はじめ門人たちへの親しみが湧く

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items