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犯罪者が目をつける「家」 青春新書インテリジェンス

小宮信夫

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784413047227
ISBN 10 : 4413047222
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

近年多発している強盗事件。犯行動機(人)ではなく犯行現場(場所)に注目する「犯罪機会論」が専門の著者によると、狙われた家の多くには共通点があるという。キーワードは「入りやすく見えにくい」。例えば、家の周りにフェンスがなく、道路からすぐ敷地に入れる家は「入りやすい」。また、高い塀や植木に囲まれた家は「見えにくい」。数々の事件現場を見てきた犯罪学者が、実際にあった強盗事件の事例なども交えながら、鉄壁の守りを固めるヒントを解説する。

【著者紹介】
小宮信夫 : 立正大学教授。社会学博士。日本人として初めて英国ケンブリッジ大学大学院犯罪学研究科を修了。本田技研工業、法務省、国連アジア極東犯罪防止研修所などを経て現職。警察庁「持続可能な安全・安心まちづくりの推進方策に係る調査研究会」座長などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • yamatoshiuruhashi

    犯罪原因論=不審者に気をつけるべし、という犯罪の動機を求めるのは防犯にあまり意味がない。「不審者が犯罪を犯せないような環境にあれば犯罪は防ぐことが可能であることが多い。犯罪の動機を考えても予防にはなりにくく、「犯罪機会論」に立ち犯罪を起こせないような環境を作ることがより効果的である。なるほど、人の目のあるところでは盗みはやりにくい。人目の届かない場所に、高い木で囲まれていれば犯罪者は入りやすい。原因となりやすい場所、環境を列挙されている。「不審者」を求めることは差別、人間不信を招く。

  • XX

    犯罪者の動機を追及する「犯罪原因論」ではなく、犯罪が行われる場所に着目し、機会がないと犯罪は実行されないと考える「犯罪機会論」が有効であるとして、具体例を交えて分かりやすく解説。ルフィまではデータを基にターゲットを決めたが、ルフィ以降の模倣犯は手当たり次第なので、誰が狙われるか分からないので自衛が必要。狙われやすいのは「入りやすく見えにくい場所」だが、防犯グッズを利用するのも有効。SNSでの安易な発信にも注意を喚起。主旨とはズレるけど、犯罪者ほどSNSを便利に使っている印象だわ。

  • チバ

    防犯に関心があるので手に取った。家の周りの掃除が行き届いた家はそれだけで防犯になるというのはそうだよなと思い気をつけようと思った。人の監視があるというのが何より安全ということで家の周りに田畑があるというのは長閑な風景である一方危険もはらんでいることを考えさせられた。防犯システムを入れるというのもそれだけの理由があると理解されるとは。心配しだしたらキリがない。

  • アヴィ

    日本で社会派推理小説が一躍ブームになった理由の一つが犯罪動機を重要視したこと。動機がなかったり希薄な犯罪は絵空事である、ということなのだが、現代の犯罪は動機よりも機会である、という犯罪機会説が本書によって唱えられる。もちろん機会があっても、どんな誘いがあっても犯罪に手を出さない者は出さないし、それが大多数。だが一定数いる、軽く一線を越える犯罪者からどう身を守るか、犯罪者を誘引しない方法とは、簡単な物から、費用が掛かる物まで並ぶ。

  • Teo

    そんなもの先ずはGoogleストリートビューから消せよと最初に思った。と言うのは最近の首都圏広域強盗事件は広い範囲に散らばっていて、主犯がホイホイ目星をつけたり下見をしたり出来る訳が無いから、アタリは先ずGoogleストリートビューでやってると思ったので。本書でも途中で対策としてこの件は書いてあった。その上で、入りやすいけど外から見えにくい家が危ないと言う。ごもっとも。

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