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性格診断ブームを問う 心理学からの警鐘 岩波ブックレット

小塩真司

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784002711072
ISBN 10 : 4002711072
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

あなたは○○型です。○○型と相性が良さそうです。――ネット上の質問に答えるだけで人の性格を16にタイプ分けする〈MBTIもどき〉検査が若者の間で大流行している。コミュニケーションのツールとして楽しむ人がいる一方、採用活動にまで使われることは妥当なのか。「コスパとタイパ」時代の私たちの欲望を解き明かす。

【著者紹介】
小塩真司 : 1972年愛知県生まれ。名古屋大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科教育心理学専攻修了。博士(教育心理学)。2012年より早稲田大学文学学術院教授。専門はパーソナリティ心理学、発達心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ステビア

    バーナム効果/所属欲求/栄光浴/後知恵バイアス/確証バイアス/自己成就予言。診断の結果で言動を制限してしまうのは機会損失でもったいない。検査は単なる道具。専門家の支援を受けながら正しく付き合おう。ナラティブの次元も大切だ。

  • takka@ゲーム×読書×映画×音楽

    無料で受けることができるMBTIって実は本当のやり方ではない⁉︎人間の性格はもっと多層的なもの。そのため、「○○タイプだから」という先入観で人を測ってしまうのは危険であると警鐘を鳴らしている(血液型占いもそう)。あくまで、「自分はこういう傾向である」と語れる・考えるきっかけなのである。

  • 蘇我クラフト

    MBTIネット診断は結構出鱈目である、そもそもこの診断を受けるには有資格者のもとで行われなければならないと言うところから始まり、何故今の人はこれが好きなのかについて考える。楽しいのは同意があるからで、それはステレオタイプを生み偏見や差別を助長してしまうことにはならないかと問う著者には頷くが飛躍しているような気もする。後知恵バイアス「やっぱりそうなると思った」と責任を押し付けるために使う人がいることは確かで、こういった性格診断はあまり好まない私には面白い本だった。問うことは大切だと再認識。

  • ゆーき

    自分が友人と遊んでいた診断は、本当はMBTIじゃなかったんだ!と知って驚いた。企業も採用試験でMBTIについて聞いてくる場合がある、という一文には目を疑った。面接で「MBTIは何ですか?」とでも聞くのだろうか。気持ち悪い。きっと「INFPです」と答えれば減点され「ENFJです」と答えれば加点されるのだろう。かつてあったB型やAB型を厭う風潮を思い起こす。筆者が言うようにMBTIがいずれ廃れても、また似たような○○診断が現れて、人々をその型に押し込めて括るんだろうなあ。

  • Ayuka

    卒業文集にMBTIが載せられていることや、MBTIを根拠に恋人との関係を語る友人に違和感を覚えていたところ、この本を見つけた。 巷で流行しているMBTIが本来のMBTIではないとは知らなかった。集団である傾向が見られることと、一個人にその傾向が当てはまるかどうかは別の話であり、性格をタイプに当てはめて語ることは危険かつ機会の損失につながるのではないか、と理解した。 とてもおもしろいし短いので、ぜひ高校生や大学生におすすめしたい。

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