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いのちか原発か

Hiroaki Koide

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784833110938
ISBN 10 : 4833110938
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2012
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

原子力にNOを突きつける不屈の研究者と、世界一の「原発銀座」若狭で反対運動を続ける反骨の僧。二人にしか語れない反原発“直言”対談。「フクシマ」後の世界をどう生きるか。

目次 : 1 原発事故があばいたこの国の正体(「中間貯蔵施設」をめぐって/ 推進側はすべてを知っていた ほか)/ 2 人間と敵対する科学への疑念(脱原発ではなく「反」原発/ 大学闘争と女川住民 ほか)/ 国策としての戦争と原発推進―若狭で“第二のフクシマ”を起こさせないために(小浜に原発が来る/ 阿納坂トンネル秘話 ほか)/ 3 絶望のなかに希望をもとめて(原子炉実験所助教の仕事/ 第二、第三のフクシマが起きかねない ほか)

【著者紹介】
小出裕章 : 京都大学原子炉実験所助教。1949年、東京生まれ。68年、東北大学工学部原子核工学科入学原子力の平和利用を志した在学中、東北電力女川原子力発電所の反対運動にかかわり、反原発の立場からの研究を決意。74年、同大学院工学研究科修士課程修了。同年、京都大学原子炉実験所に入所し、原子力の危険性を一貫して訴え続ける

中嶌哲演 : 若狭・小浜 明通寺住職。1942年、福井県生まれ。東京藝術大学中退。高野山大学仏教学科卒。学生時代、日本宗教者平和協議会にかかわり、広島の被爆者支援をつづける。「世界一の原発銀座」若狭・明通寺(真言宗・小浜市)の住職として、原発現地での反原発市民運動を展開。「原発設置反対小浜市民の会」事務局長を務める。93年「原子力行政を問い直す宗教者の会」結成に参加(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ばん

    「熊取六人衆」の小出先生と、福井の古刹明通寺住職の哲演さん。対談形式だから、何が問題なのかが、かなりすっきり主張されて「丁寧さ」が物凄く感じられる。つまり、精緻に議論するよりも、説得力があるし、その裏にちゃんと哲学も物理学もあるのだと見える安心感がある。『安保と原発』もそうだったが、こういう本は凄く嬉しい。「原発立地県の地域の人たちでもあるし、被曝労働者のことでもあるし、ウランを採掘する国や地域のいわゆるネイティブの人たち、そういう人たちに犠牲を強いること」こそ原発に反対する理由なんだ。無論、未来にも。

  • Sin'iti Yamaguti

    「原発は人間が制御できる技術ではない。」  原子炉立地審査指針によれば 1.原子炉の周囲は,原子炉からある距離の範囲内は非居住区域であること。 2.原子炉からある距離の範囲内であって,非居住区域の外側の地帯は,低人口地帯であること。 3.原子炉敷地は,人口密集地帯からある距離だけ離れていること。 とある。これは要するに、原発が事故を起こすことを想定していたわけで、「想定外」などという言い訳が通らないことを証明している。田舎は都会の犠牲になれ、と言っているのと同じだ。

  • Akio Kudo

    ★★★★ 宗教指導者との対談集だが、読みやすくわかりやすい。小出が干されていても、信念を曲げない態度に敬意を感じる。

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