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春秋左氏伝 中

小倉芳彦

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784003321621
ISBN 10 : 4003321626
Format
Books
Publisher
Release Date
February/1989
Japan

Content Description

「崔杼、其ノ君ヲ弑ス」と直書した史官を杼は殺した。弟が同じ事を記録するとまたも殺したが四人目が立つや遂に諦めた。このように記録に生命をかけた男の逸話をはじめ子産など弁論ひとつで外交の難局にあたった男たちの記録がここには豊富に残されている。

目次 : 成公/ 襄公

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • roughfractus02

    前巻で「武」の原義を「戈」(軍事)を「止」めるとし、「国が興るときは民意に順い、滅びるときは神意をあてにする」と記した本書は、終わりある物語を排し、読む者の現在に繋がる歴史の編成で書かれたのだろう。晋・楚の争いが絶えず、呉・越が台頭し、名君から名臣(斉の妟嬰・崔杼、鄭の子産・伯有)へ時代が移っても、その筆致は戦争を是とする政治と英雄を求める物語から距離を置く。孔子の評が多くなる本巻では細部の描写も緻密になるのだが、その語りは抑えられ偏りもない。漱石が本書に小説執筆の鍵を見出したという逸話を信じたくなった。

  • 6 - hey

    賞揚を楽しむこと、刑罰をおそれること、民をおもいやること。これらの礼が国の統治には必要。

  • ヴィクトリー

    晋と楚の戦いが増え、間に挟まれた鄭が苦労させられる。そんな中、子産が文辞を駆使して小国としての筋を通す。戦は多いけど、二度も国君を苦しめてはまずい、とか、国君を傷つけると刑罰を受ける、とか言って追いかけるのをやめてる辺りは、まだ戦の中にも礼儀のあった頃なのかもしれない。

  • Shinsuke Mutsukura

    ますます、西郷隆盛の言うとおりだな。これを読めば外国が理解できるってのは本当です。隙を見せたらコソ泥のように攻めてくる。今の連中と同じ、成長なし。Chinaのことね。

  • Toshiaki

    上巻に比べて時代が降り、それに伴って記述が詳しくなっている。当然、人名と地名、それにエピソードがさらに増えており、読むのに非常に骨が折れる。しかし、為政者の振る舞いや政治手法についての示唆が非常に豊富であり、この中巻では晋の悼公や鄭の子産の活躍が印象的だった。下巻についても辛抱づよく読み進めたい。

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