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もう一度韓国を考える 朝日選書

小倉紀蔵

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784022630476
ISBN 10 : 4022630477
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ヘイトスピーチや「嫌韓」論調はなぜ起きたのか?異色の組み合わせによる韓国分析の決定版!

目次 : 1 韓国文化・思想、日韓問題(韓国文化の特徴とその変容/ 変化と不変化の韓国社会―エリート支配、市民の権力、道徳性/ 日韓相互の眺め合いに対する解釈)/ 2 韓国政治、イデオロギー、市民社会(政党政治の変容―地域主義からイデオロギーへ/ 大統領の強力なリーダーシップという幻想/ 変貌を遂げる市民社会―エリート主義から多元主義へ)/ 3 ヘイトスピーチ、在日コリアン、参政権・国籍(排外主義とヘイトスピーチ/ 在日コリアンの仕事の変遷/ 在日コリアンの参政権と国籍)

【著者紹介】
小倉紀蔵 : 京都大学大学院人間・環境学研究科教授。1959年、東京都生まれ。東京大学文学部ドイツ文学科卒業。ソウル大学校哲学科大学院東洋哲学専攻博士課程単位取得。専門は東アジア哲学。韓国文化社会にも詳しい

大西裕 : 神戸大学大学院法学研究科教授。1965年、兵庫県生まれ。京都大学法学部卒業。京都大学大学院後期博士課程退学。97〜98年、高麗大学留学。大阪市立大学法学部助手、同助教授などを経て現職。専攻は行政学、比較政治学

樋口直人 : 徳島大学総合科学部准教授。1969年、神奈川県生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士課程中退。専攻は移民研究、社会運動論、政治社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • nnpusnsn1945

    小倉先生のパートが白眉。思想について語る部分は難しかったが、韓国の内情についての説明は良い。日韓の格差社会や儒教主義は細かい違いがあり、全面一致している訳ではないそうだ。嫌韓派の問題点についても納得できる。反嫌韓派の短所についての指摘は興味深い。彼らには韓国の全面擁護的な論調が目立つらしい。植民地や反差別については概ね的を射ていたが、韓国の事情を過剰に善と見なしすぎて鼻につく反嫌韓本にあったのを思い出した。

  • おさむ

    文化思想、政治、ヘイトスピーチなどの観点から韓国の問題を考える。興味深いのは、儒教的道徳志向性の強さ。朴正煕ら軍人エリート、彼らが模範とした明治以降の日本の統治システムへの批判につながっている。市民に底通するのは朱子学的士大夫型メンタリティ。王の間違った判断を正すのは自分たちしかいないという強烈な自意識。市民は政府よりも強い権力。1987年に勝ち取った民主化運動を、血と汗を流して達成した尊い歴史と捉えるが故に日本の植民地統治に対抗した義士や烈士への敬意がある。浅はかな反知性主義に陥ってはいけませんね。

  • yyrn

    行き過ぎた嫌韓論を冷静に収めようとする意図の本で、思想・文化、政治、社会学の面から3人の識者が解説を試みるが、それでも互いの違いを異質に感じてしまう部分は残った。歴代の韓国大統領は国内問題がうまくいかなくなると必ず日本批判を繰り返し、危機が去ると臆面もなく友好を口にする。その節操のなさは日本人の感覚からするととても信用できないが、なぜそういう行動をとるのかを教えられた。特に大統領と国会議員・政党の関係は初めて知ることが多く興味深かった。が、日本を軍国主義だと多くの韓国人が信じているなんて、絶句である。

  • lovekorea

    ボクみたいなバックボーンがあってなお、きちんと学ばなければ良くわからないのが『韓国』です。まあ、韓国に限らず外国を理解するのは本当に難しいものだと改めて認識させてもらいました。 後半、在日コリアンに関する章があり、懐かしの『在特会』が出てきてました。あのゴミ集団ってまだ全滅してないんでしょうか?あんなのに所属してたなんて、末代までの恥だと思いますけどな。 ともかく、批判をするにも知識が必要で、そのためには膨大な時間をかけねばならない、そしてその上で建設的な解決方法を模索せねばならないことが良くわかりました

  • ミネチュ

    興味深い本でした。 特に、私は韓国の政治システムとか在日の参政権、国籍問題についてはあまりよく知らなかったので、大西・樋口両氏執筆部分は知らないことだらけでした。

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