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斎藤茂吉

小倉真理子(1956-)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784305706188
ISBN 10 : 4305706180
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2011
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

日本の歌の歴史に大きな足跡を残した代表的歌人の秀歌を、堪能できるように編んだ初めてのアンソロジー。本書は大正・昭和の歌人・斎藤茂吉の歌48首を掲載。詠歌の背景まで掘り下げ、その波瀾に富んだ人生に迫る。

【著者紹介】
小倉真理子(1956-) : 1956年千葉県生。筑波大学大学院博士課程文芸言語研究科単位取得。現在、東京成徳大学准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ヴェネツィア

    『万葉秀歌』を編纂した茂吉だが、彼自身の詠んだ歌集ではやはり『赤光』の感動を上回るものはない(少なくても私見ではそうだ)。中でも「死にたまふ母」の連作短歌群59首に籠められた痛切な想いは強く心を打つ。本書には3首が取り上げられている。@「死に近き母に添寝のしんしんと遠田のかはづ天に聞こゆる」A「のど赤き玄鳥ふたつ屋梁にゐて足乳ねの母は死にたまふなり」B「山ゆゑに笹竹の子を食ひにけりははそはの母よははそはの母よ」である。Aが最もよく知られた名歌であろう。今の私に共感を超えて迫るのはBの歌である。

  • kaizen@名古屋de朝活読書会

    #斎藤茂吉 #短歌 赤茄子の腐れてゐたるところより幾程もなき歩みなりけり #返歌 赤茄子の腐りかけてるところ煮ていく程もお代わりして喰った  まだまだ茂吉の全体像がつかめていない。参考書として拝読中。

  • ハルト

    読了:◎ おのれを客観視する写実の視点と悲愴感と孤独感が合わさって、暗色を抱えたような短歌になっていました。『赤光』の「死にたまふ母」が特に心打たれたかも。

  • 笛の人

    正直に言うと、あまりピンとこない歌が多かったです。なぜなのか理由を考えてみると、一つはリズムがしっくりこないのだと思います。字余りや句またがりが多く、読んだ時にすっと入ってこない。すっと入ってこないことが逆に効果的である場合もあるとは思うのですが、ここに違和感を覚えたのだと思います。また、巻末解説に引用されていた茂吉の「実相に観入して自然・自己一元の生を移す。これが短歌上の写生である」という写生論が印象に残りました。最も良いなと思った歌は「やまみづのたぎつ峡間に光さし大き石ただにむらがり居れり」です

  • スエ

    1首目からもう切実で、48首じゃ足りないなぁと。とくに初期の歌を、もっと知りたい。そう思わせてくれる良書です。「あかあかと一本の道とほりたりたまきはる我が命なりけり」

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