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〈女らしさ〉の文化史 性・モ-ド・風俗

小倉孝誠

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784122047259
ISBN 10 : 4122047250
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2006
Japan

Content Description

女らしさはどのように作られたのか?社会と文化に作られた幻想は何故、無意識に受け入れられたのか?近代に誕生したモード・美容・小説・絵画の表現や、医学書・作法書の記述から美意識・官能など感覚の変化を辿り、歴史空間のなかで見つめられ規制されてきた「女の身体」の表象を解読、眼差しの構造を浮き彫りにする。図版多数収録。

目次 : 序論/ 1 語られる身体(女・医学・病/ 見つめられる女たち/ 美の表象とレトリック)/ 2 身体の規範化(表層の形成/ 飼いならされる身体―礼儀作法書のディスクール)

【著者紹介】
小倉孝誠 : 1956年、青森県生まれ。1987年、パリ第四大学文学博士。1988年、東京大学大学院博士課程中退。慶應義塾大学文学部教授。専門は近代フランスの文学と文化史。文学、芸術、社会、思想を文化史の視点から総合的に読み解こうとしている。著書に『19世紀フランス夢と創造』(1995年、渋沢・クローデル賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • またゆき

    フランス文学を通して、19世紀の女性はどう「女」として生きていたのかを解説。個人的には一人でたたずんでいる女性は娼婦 ってのに驚いた。文学ってほんと世俗を色濃くだしてるんですね。(当然だけど)

  • 抹茶太郎

    授業の課題図書として。19世紀フランスの女性像を述べています。その身体性を恐れられるがゆえに、抑制され規制されてきたことが分かりました。身体の暴力性というようなキリスト教的な思想はやはりヨーロッパでは大きいものなのだと再確認しました。キリスト教はきちんと勉強したいなと思います…。

  • azur

    特に面白かったのは、19世紀に多数出版されたという礼儀作法書を扱った5章。この手の本のエロいパロディーがあり(ピエール・ルイスのManuel de civilité pour les petites filles)、著作権切れの無料テクストなので、以前ネットで見つけたときに楽しく読んだのだが、元ネタがどういうものなのかは知らなかった。スタッフ夫人という人が書いたものがとくに有名らしく、この著作でも何度も引用されているが、pocheで安く入手できるようである。蘊蓄ネタに使えそう。

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