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ISBN 10 : 4065348498
Content Description
貧しさ故に盗みを疑われ、小学2年生で学校に通うのをやめた。読み書きをおぼえようと64歳で夜間中学に通い始めた。それは、連れ添ってくれた妻にラブレターを書くためだった――。新聞、テレビでも紹介された感動の実話を書籍化。
西畑保さん、87歳(2023年現在)。和歌山県の山間で生まれ育った西畑さんは、小学2年生の途中から学校に通わなくなった。自らが落としたお金だったのに、自分のものだと名乗り出たのだが、うそだと言われ、泥棒扱いされた。教師もいじめを止めなかった。それもこれも、貧しさが理由だった。中学で働きに出たパン工場をはじめ、西畑さんの人生につきまとったのは、「読み書きができないこと」だった。働いた飲食店では、電話で受けた注文の内容をメモに記すことができなかった。素材を仕入れに卸問屋に行っても、買い物メモが読めなかった。読み書きができないことを隠して結婚したが、町内の回覧板にサインができず、妻の知るところとなる。それを知った皎子(きょうこ)さんは、西畑さんにこう声をかけた。「ずっと、つらい思いをしてきたんやろな」。それから三十年の月日が過ぎ、64歳になった西畑さんは、夜間中学に通うことに決めた。それは、連れ添ってくれた妻にラブレターを書くためだった――。
【著者紹介】
小倉孝保 : ノンフィクション作家。滋賀県生まれ。1988年、毎日新聞社に入社。カイロ支局長、ニューヨーク支局長、欧州総局長、外信部長を経て論説委員。『柔の恩人「女子柔道の母」ラスティ・カノコギが夢見た世界』(小学館)で、小学館ノンフィクション大賞(2011年)、ミズノスポーツライター賞最優秀賞(2012年)をダブル受賞。2014年、乳がんの予防切除に道を開いた女性を追ったルポで日本人として初めて英外国特派員協会賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ネギっ子gen
読了日:2025/11/02
れもん
読了日:2024/09/24
わむう
読了日:2025/01/05
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読了日:2024/09/19
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読了日:2025/03/02
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