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「伊東マンショの肖像」の謎に迫る 1585年のヴェネツィア

小佐野重利

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784883034369
ISBN 10 : 4883034364
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

日本とイタリア、異文化の出会いが生んだ肖像画。ヴェネツィア元老院が画家ティントレットに発注したとする資料が伝わりながら、その存在が見失われていた天正遺欧少年使節の記念肖像画。400年を経てついに発見されたこの少年像の制作プロセスの解明に、世界初公開に関与した美術史家が挑む。

目次 : 序章/ 第1章 一五八五年のヴェネツィア/ 第2章 『伊東マンショの肖像』の発見/ 第3章 少年使節の下絵素描のゆくえ/ 終章

【著者紹介】
小佐野重利 : 1951年生まれ。東京大学文学部助教授および教授を経て、2017年3月に同大学大学院人文社会系研究科教授を退職。イタリア政府よりイタリア連帯の星騎士・騎士勲位章(2003年)、イタリア星騎士・コメンダトーレ勲位章(2009年)を受章。ミラノのアンブロジャーナ・アカデミー会員、国際美術史学会(CIHA)副会長、日本学術会議会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • tsubomi

    2017.09.02-09.14:『遥かなるルネサンス展』に合わせて読みました。展覧会は少年使節の足取りを追って、各地の風俗や絵画・工芸などを紹介していましたが、「伊東マンショの肖像」の発見の経緯について詳しく説明されていなかったので、本書はそれを補う内容としてちょうどよかったです。彼らが行く先々で珍しい生物のように大歓迎される中で、当初は四人全員の肖像画を記念品として残すはずだったとか。他の三人の肖像画が制作されたのかどうかは謎ですが、当時の教皇とヴェネツィア共和国とイエズス会の関係性が影響していそう。

  • ふじこ

    実際にこの絵を観に行きました。 この絵が誰を描いたものであるとしても、何百年も前に4人の少年たちがヨーロッパに渡ったことは確かな事実。 それだけでもものすごいこと。

  • みるこおら

    ドメニコ・ティントレット作の《伊東マンショの肖像》と《ある紳士の肖像》は同じ下絵を元に描かれたのではないか、という考察。とはいえ、1/3ほどはヴェネツィア絵画の歴史であったり、画家の系譜の説明だったり。肝心の絵に関する部分は多くない。あどけなさの残るこの絵の少年は、400年余り昔に海を渡って何を見たのだろう?

  • lovejoy

    ★★★

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