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書物のなかの近世国家 アジア遊学

小二田章

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784585325055
ISBN 10 : 4585325050
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

中国王朝が自らの領域の全体を明示すべく、各地域の歴史とデータを集積し作り上げた総合的書物「一統志」。元・明・清において編まれたこれらの書籍は、東アジア諸国や欧州へも伝播し、近代の地誌・歴史編纂にも影響を与えるものであった。近代的領域認識の萌芽を体現するこれらの編纂物は、いかなる時代状況において作られたものであったのか。編纂前史から、王朝三代にわたり編纂されたそれぞれの「一統志」のあり方、周辺諸国や後代に与えた影響を考察し、「一統志の時代」を浮かび上がらせる。

目次 : 1 一統志以前/ 2 大元一統志/ 3 大明一統志/ 4 大清一統志/ 5 東アジアの一統志/ 6 一統志のかなた

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 志村真幸

     中国の歴史上には、国家をあげてつくった大部の地理書が存在する。「大元一統志」「大明一統志」「大清一統志」がそれで、日本や朝鮮、ベトナムにも影響を与えたことが明らかになりつつある。  本書は、24篇の論文とコラムで、一統志とその広がりを展望しようとしたもの。  さまざまなディテールの研究により、一統志がどのように編纂されてきたかがよく理解できる。また、「津軽一統志」といった日本の地誌への影響関係、一統志が朝鮮へ熱心に輸入されたことなども、地理的な世界認識の広がりという点で興味深い。

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