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ナチスに抗った教育者 ライヒヴァインが願ったこと 岩波ブックレット

對馬達雄

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784002710983
ISBN 10 : 400271098X
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

社会が危険な方向に向かい始めたとき、次世代を育てる者はどう身を処すべきか。20世紀の新教育思想を身につけ、ナチス政権下で密かな抵抗を続けた一人の教師アドルフ・ライヒヴァインの生涯と実践の試みから私たちは何を学べるだろうか。暗い時代に輝き芽吹いた小さな村の学校の営みから、教育の不易の姿を描き出す。

【著者紹介】
對馬達雄 : 1945年生まれ。教育学博士(東北大学、1984年)、秋田大学名誉教授。専攻、ドイツ近現代教育史、ドイツ現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • みさと

    アドルフ・ライヒヴァイン、民主主義と自由の価値を信じて教育に献身したドイツ人。ワイマール共和国時代に民衆大学設立を実現するも、ナチス時代に教授職から追放。国外へ逃れる機会もあったが、次世代のこどもたちの心を守るためドイツに残ることを決意。全学年で一学級しかない片田舎の農村学校の教師として、自分の頭で考えること、主体的な自己であること、世界に開かれた目を持っていること、創意工夫により生活を豊かにする教育を実践。こどもたちは目を輝かせて学校に通った。しかし、国家反逆罪で処刑。そんな人がいたことを初めて知った。

  • 左手爆弾

    ナチス体制下で面従腹背を貫いたライヒヴァインの活動を紹介。亡命の選択肢もあったが、あえて農村の学校で子供たちを教えることを選んだ。「教育の特質は子どもから出発し子どもによって規定される」「手で創作したものは、頭で楽に理解できる」との信条のもと、独創的な教育活動を行なった。温室を作るという授業の中では、教師もまた専門家(職人など)の指示に従って作業することで、教師は万能ではなく、ともに学ぶ仲間なんだということを身につけさせる。ヒトラーやナチスの「教師嫌い」の風潮と戦った一面も多く見える。

  • しき

    最後の方は泣きながら読んだ。ライヒヴァイン先生の教えに胸を打たれた。

  • takao

    ふむ

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