Books

Rm Re-library22 同和鉱業片上鉄道

寺田裕一

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784777055401
ISBN 10 : 477705540X
Format
Books
Release Date
February/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

既に280号を超える長い歴史の「RM LIBRARY」から、過去の傑作巻を2〜3冊分まとめて復刻する「RM Re-Library(アールエム リ・ライブラリー)」。シリーズ22巻目は、RMライブラリー第127・128巻から「同和鉱業片上鉄道」(寺田裕一 著)を復刻いたします。
 岡山県の鉱山の町・柵原(やなはら)から瀬戸内海に面する片上(かたかみ)までを結んだ33.8kmの路線で、全通は1931年のこと。柵原は硫化鉄鉱の産地として知られ、硫黄の原料として主要な工業で重宝された時期がありました。実際、この片上鉄道も昭和19年度の貨物輸送量が全国の私鉄で10位に入るという、非常に貨物輸送のウェイトの大きい鉄道であったと言うことができます。昭和30年代には旅客・貨物輸送共に充実した絶頂期を迎え、この規模の鉄道としては大型の気動車のほか、機関車牽引の客車列車も名物として運転されていました。
 その後産業構造の変化で最初に貨物輸送が終焉。旅客だけで残されたものの1991年に廃止となりました。逆によくぞ平成初頭まで生き残ったとも言え、懐かしく思い出す方も多いことでしょう。
 本書では、路線の成り立ち、各施設や車両の紹介などは当然として、著者が1970年代から何度も通って実体験してきたこの鉄道の息遣いが伝わるような記述が特徴となっています。資料としても読み物としても保存版と言うにふさわしい一冊です。

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • えすてい

    山陽地区のローカル私鉄の中で、大手非鉄金属会社の傘下にあり設備としてはローカル私鉄の中でも極めて良好な部類に入る片上鉄道。しかし、もともとが過疎地域ゆえ、旅客輸送は通学輸送が頼みの綱で、鉱山鉄道の貨物輸送の廃止は即命運を絶たせる。起死回生を図ろうとしたバブル期の「備前ヨーロッパ時代村」観光輸送構想もできるまでのつなぎで頓挫し万策尽きた。貨物輸送廃止は他ならぬ石油の副産物が一因だ。すなわち大気汚染のもととなる石油の硫黄分除去の副産物による硫黄生産により、わざわざ鉱石から硫黄を取り出す必要がなくなったのだ。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items