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私鉄の廃線跡を歩く 1(北海道・東北編)この50年間に廃止された全私鉄の現役時代と廃線跡を

寺田裕一著

User Review :4.0
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Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784533068478
ISBN 10 : 4533068472
Format
Books
Release Date
September/2007
Japan

Content Description

1957年以降、50年の間に廃止となった私鉄の現役時代と廃線跡を、実地踏査、写真と解説文、現役時代の路線をトレースした図版などを添えて詳細に紹介する。本巻は、北海道・東北編。

【著者紹介】
寺田裕一著 : 1960(昭和35)年、兵庫県姫路市生まれ。1983(昭和58)年、慶應義塾大学商学部交通経済学専攻(藤井弥太郎研究会)卒業。同年、京阪電気鉄道(株)入社。現在、(株)京阪カード常務取締役、1977(昭和52)年から1983(昭和58)年まで日本レイルファンクラブ会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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1995年から1999年にかけてJTBキャンブック...

投稿日:2021/04/14 (水)

1995年から1999年にかけてJTBキャンブックから刊行された全10冊からなる「鉄道廃線跡を歩く」は、鉄道フアンに大きな影響を与えた。私も、失われ、乗ることの叶わなくなった鉄道たちを、この書を片手に、あちこち訪ね歩いたものである。本書は、JTBキャンブックスが、新たに2007年から「私鉄の廃線跡を歩く」と題した全4冊をまとめたものの1冊で、地域ごとに鉄道研究科の寺田裕一(1960-)氏が2006年秋以降に、自ら探訪し、調査した結果を書籍の形でまとめたもの。もちろん、そのような活動範囲には制約があるため、前シリーズに比べて、いろいろ制約のあるものとなっている。まずターゲットは「1957年4月1日以降に廃止となった私鉄線」となっており、国鉄線、それと正規の旅客営業を行っていなかった森林鉄道や専用線については、すべて割愛されることとなった。また、廃線跡の探索についても、前シリーズほどの網羅性には乏しく、あくまで主要なポイント、訪問された際に確認できたものに絞られ、ハイライト的なものという印象だ。しかし、これほどの労力を費やして、「現況」を集約して伝えてくれたのだから、そのことについては、本当に頭の下がる思いである。各線の紹介は、廃線跡訪問時のもののほか、現役時の貴重な写真も交えられている。いずれも貴重なものだ。過去の写真を紹介するため、刊行時の現地踏査に関する情報量は減じてしまっているようにも思えるが、より詳細な踏査を行うには時間、労力の制約で難しかっただろうし、たとえ情報量に制約があったとしても、路線によっては貴重な情報更新が行われているほか、引き続いて地形図を引用して、線形と遺構の書き込みが行われており、ガイドブックとしての有用性は保たれている。当巻で取り上げられている「北海道・東北」の路線は以下の通り。なお、掲載順は、旅客営業を終了した順番となっている。根室拓殖鉄道/十勝鉄道/仙台鉄道/秋保電気鉄道/釧路炭鉱鉄道/天塩炭礦鉄道/宮城バス仙北鉄道/南部鉄道/北海道拓殖鉄道/寿都鉄道/磐梯急行電鉄/留萠鉄道/秋田中央交通/定山渓鉄道/松尾鉱業鉄道/雄別鉄道/雄別炭礦尺別鉄道/山形交通尾花沢線/羽幌炭礦鉄道/羽後交通横荘線/花巻電鉄/三菱鉱業美唄鉄道/三井芦別鉄道/福島臨海鉄道・江名鉄道/旭川電気軌道/羽後交通雄勝線/夕張鉄道/山形交通高畠線/庄内交通湯野浜線/同和鉱業花岡線/三菱石炭鉱業大夕張鉄道/岩手開発鉄道/小坂精練小坂鉄道/南部縦貫鉄道/弘南鉄道黒石線/下北交通大畑線/北海道ちほく高原鉄道/くりはら田園鉄道

ココパナ さん | 北海道 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • kemuta

    これに載っている松尾鉱山鉄道に祖父が関わっていたらしいので読んで見た。さすがに実物は見たことが無かったが、載っていた景色に見覚えがあり、なんだか懐かしい気がした。

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