Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• おたきたお

  読了日：2008/09/05

  この著作はそれぞれの路線の生い立ちと廃線にいたる経緯を記しています。 それぞれにドラマがあったり、運命があったり、めぐり合わせがあります。設立の経緯で目に付くのは「地元の篤志家が私財を投げ打って」というパターン。今の世の中では見られないことですが、格差社会であった明治大正期では当たり前にことだったのでしょう。廃線に至る経緯についてもそれぞれなのですが、「モータリゼーションの波に勝てず」という決まり文句については「観点によって違って見える」という言説が近年ようやく散見されるようになってきました。

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