Books

泣く男 古典に見る「男泣き」の系譜

寺田英視

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784163917221
ISBN 10 : 4163917225
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

男が泣いてはいけないことになったのはいつからか。日本では神代から幕末まで、男は盛大に泣いていたではないか。スサノヲから吉田松蔭まで、古典に見える「泣く男」の姿百態を辿りつつ、「男泣き」の実相に迫る!

目次 : 第1章 須佐之男命―泣きいさちる神/ 第2章 倭建命―神と人とのはざまに/ 第3章 家持と防人―公と私の涙/ 第4章 業平と頼政―色好みの涙/ 第5章 木曾義仲―猛将の涙とその運命/ 第6章 大楠公と豊太閤―桜井の駅と難波の夢/ 第7章 吉田松蔭―狂と猛の涙/ 終章 涙は何を購うのか

【著者紹介】
寺田英〓 : 昭和23年大阪府生まれ。上智大学文学部史学科卒。文藝春秋にて編輯業務に携わる。平成26年退社。在学中から武道に親しみ、現在和道流空手道連盟副会長、範士師範(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • takao

    ふむ

  • やっこ

    現代の「男は泣くな」という価値観と、古典に見る「男泣き」の対比 須佐之男命(スサノオノミコト)、倭建命(ヤマトタケルノミコト)、大伴家持、在原業平、源頼政、木曽義仲、楠木正成、豊臣秀吉、吉田松陰など、古典や歴史書に登場する「泣く男」たちが章ごとに紹介 古典には「啼」「泣」「号」「慟」など、さまざまな「泣く」を表す漢字があり、その表現も「慟哭」「嗚咽」「泣血」など多様 英雄や豪傑ほど、悲しみや感動、天下国家への思いなどで大泣きしている姿が描かれている

  • ちもころ

    古典原著の引用、筆者の説明、どちらも文体からして読み慣れないため難しく、読むのが非常に大変だった。古の英傑たちが死に際などに涙するシーンを解説するのだが、凡人である自分にはあまり共感できなかった。 ふと思い浮かんだけど、自分は天才だと思っていたであろうかつての上司も、死に際にきっと泣くと思われる。こういう男は嫌い。身近にいると消耗が激しすぎて迷惑。 その他、同じ和歌でも出典によって場面描写がよりドラマ仕立てになったりするらしい。国文学者はこういう研究をするんだな。勉強になった。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items