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柿の種

寺田寅彦

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784003103777
ISBN 10 : 4003103777
Format
Books
Publisher
Release Date
April/1996
Japan

Content Description

日常の中の不思議を研究した物理学者で随筆の名手としても知られる寺田寅彦の短文集。「なるべく心の忙しくない、ゆっくりした余裕のある時に、一節ずつ間をおいて読んでもらいたい」という願いのこめられた、味わいの深い一七六篇。

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ehirano1

    夏目漱石の弟子である寺田寅彦博士の随筆。「なるべく忙しくない、ゆっくりした余裕のある時に、一節ずつ間をおいて読んでもらいたい」とのことですが、こんな時代にそんな無体な・・・と思いましたが、寝る前だけは流石に忙しくないだろうと思い読み始めるとハマってしまい大変なことになってしまいました。ホントどうでもいいことからガツンと来る一発まで何でもござれで自然と引き込まれました。

  • ehirano1

    「自分の欠点を相当よく知っている人はあるが、自分の本当の美点を知っている人は滅多にいないようである。欠点は自覚することによって改善されるが、美点は自覚することによって損なわれ亡われるせいではないかと思われる」。これは恐れ入りましたね。常に謙虚であれ、と言われていると思いました。

  • ehirano1

    「いつまでも花を咲かせないで適当に貧乏しながら働く。平凡のようであるが長生きの道はやはりこれ以外にはないようである」、とのこと。確かにそうかもしれないと思いましたが、現時代はそれを許さないでしょうね・・・。

  • ehirano1

    「詩人をいじめると詩が生まれるように、科学者をいじめると、いろいろな発明や発見が生まれるのである」、と。ここでの「いじめる」は「批判」です。「批判」は必要、だけど常に建設的であれば世の中もっと良くなるのに、と思ったりもします。そうでなければ、「語り得ぬものには沈黙しなければならない(ヴィトゲンシュタイン)」で良いのではないかと思います。

  • ehirano1

    「一に一を加えて二になる。これは算術である。しかし、ベクトルの数学では、1に1を加える場合に、その和として、0から2までの間の任意な価を得ることができる」。何でもない当たり前のフレーズなのですが、社会ってのは算術ではなくてベクトルの数学だよ、と当方の頭の中で変換されました。他の事でも変換できないかな?と遊び始めた結果、またもやエライことに・・・・・寝れんやろ、先生!(←責任転嫁!)

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