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悲から生をつむぐ

寺島英弥

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062175661
ISBN 10 : 4062175665
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2012
Japan

Content Description

2011年度新聞協会賞を受賞した「河北新報」連載記事の取材現場から綴った3月11日後の“希望と再生の物語”。

目次 : 序章 3・11の記憶/ 第1章 三陸の被災地へ/ 第2章 風評に立ち向かう/ 第3章 集いの寺/ 第4章 「までい・らいふ」の夢/ 第5章 鎮魂の夏/ 第6章 除染への願い/ 終章 悲から生をつむぐ

【著者紹介】
寺島英弥 : 河北新報社編集委員。1957年、福島県相馬市生まれ。早稲田大学法学部卒。東北の人と暮らし、文化、歴史などをテーマに連載や地域キャンペーン企画を長く担当。携わった連載記事に「こころの伏流水 北の祈り」(新聞協会賞受賞)、「オリザの環」(同)、「時よ語れ 東北の20世紀」など。フルブライト奨学生として2002〜03年、米デューク大学に留学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • Yasuhiko Ito

    電話相談の留守電に夜中に吹き込まれた一本の留守電。警察官の息子さんが津波で殉職したという母親からだった。「みんな、立派な息子さんですね、といってくれる。ほめてくれる。ほめられて、私は泣きたくても泣けないんです。それよりも、いきていてほしかった。悲しいいんですよ。」本書p269より

  • あじさい

    読みつづけるのが辛く、読了まで約2週間の時間が必要でした。 東北の再生を祈り、さらなる支援をしていきたい。

  • gachi_folk

    河北新報の背骨の通ったジャーナリズム。あまりにも大きすぎる風評被害の壁。それでもその向こう側に希望を探す被災地の人々。そこに届く多くの浴衣。ひまわりの種。 読了後、直ぐには消化出来ず再読。「非から生をつむぐ」。この力強い覚悟の先にある景色には、必ず希望があると願いたい。無かったら全てが嫌になっちまう。

  • NORI

    自らも被災しながら取材された、地方紙ならではのエピソードがたくさん詰まっています。(ブログの記事を再編集したという性質上仕方ないのですが)全体的な流れやまとまりはあまりなく、正直言って文章も読みやすくはありません。ただ、それがまたいっそうリアリティを際立たせているようにも感じます。まち、集落、家庭、そして個人それぞれに、被災の状況も、置かれた立場や事情も違うということを教えてくれます。「被災地」とか「被災者」という括りで見ていても実態は分からないということを痛感します。

  • Yakmy

    あとがきで、「コミュニティの1人ひとりの力をたたえなさい」という言葉を紹介する。「その場にとどまり、当事者と同じ時間を生きる。それが地方紙記者の仕事の本質なのです」その姿勢に裏付けられた取材は、悲しみと同時に被災地の力強さと意気地を伝えてくれる。

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