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Books

世界の端から、歩きだす ポプラ文庫ピュアフル

富良野馨

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784591161012
ISBN 10 : 4591161013
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2018
Japan

Customer Reviews

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • chiru

    恋するすべての人、傷つくすべての人の背中をそっと押してくれる物語。不仲な両親から、受け入れがたい傷を負った千晴。存在さえ知らなかった叔父との出会いは、千晴のなかの冷たい塊を少しずつ溶かし、新しい絆を育てはじめる。すぐそばにある、陽だまりのように包み込む光に千晴は気付かない。その優しい光に、早く気づいて欲しいと心から願う。自分を理解してくれる人が一人でもいれば、人生は無敵になる。千晴が自分に正直になるシーンは、心地よい涙に胸が熱くなりました。振り返りたいシーンがいくつも浮かぶ一冊です✨ ★5

  • ポップノア♪@介護奮闘中。

    複雑な家庭環境で育った千晴は短大生になってようやく自由を得る。そして就職も決まったある日、叔母から初めて叔父の存在を聞かされ届け物をすることに。偏屈な職人気質の竜司に最初は戸惑いつつも次第に彼の優しさを理解する千晴。私達は似た者同士なんだと。話の核心に迫るまでが長いが、「窓の外にいる」と感じていた千晴の心の成長をまさに叔父目線で喜んだ。彼氏になる〇〇さんも痛みが解るいい人だったなぁ。読後は「世界の端から歩き出す」というタイトルが希望に満ちていて胸に染みる。千晴が就職したホテルでの不思議な出来事も良かった。

  • 真理そら

    きれいなタイトルだけれど「世界の端」の切実さと歩き出す幸せが伝わる物語だった。くじけそうになるような家庭環境で育った千晴も今後は窓の中の人になれそうな予感の結末。5年分の涙、20年分の涙を流した二人にはきっと優しさであふれる暮らしが待っているだろう。重い話なのに美しい青春ものになっているのが素晴らしい。作者の他の作品も読んでみよう。

  • 緑茶

    ホテルへの就職が決まった短大生・千晴は、叔母から届け物をしてほしいと頼まれる。届け先は存在すら知らなかったものの、近所に住んでいるという叔父(叔母の歳の離れた弟)だった。千晴は戸惑いながらも彼を訪ねるが、次第に彼やその周りの人と心を通わせるようになる。そんな中、就職先のホテルで聞いた怪談話、その真相を探るうちに新たな出会いが、、、。完全に表紙とタイトルに惹かれて読んだのですが、すごく心暖まるストーリーでした。叔父のシンさん、千晴ちゃん、他の人にも、「余すところなく幸せになってほしい」。

  • よっち

    就職も決まった短大二回生の秋。篠崎千晴は叔母からずっと存在を知らされていなかった叔父を紹介され、その出会いから人生が変わってゆく再生の物語。両親の不仲に振り回され実家にも帰らなくなっていた千晴が出会った叔父・シン。彼とその彼女・レイコと共に過ごすうちに癒やされてゆく千晴の心境の変化があって、彼女との出会いがシンにとってもありようを変えるきっかけとなって、どこか似た者同士だった二人がそれぞれ迎える転機と、そのかけがえのない絆を信じられるからこそお互いが前に進むきっかけへと繋がってゆくとても素敵な物語でした。

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