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歴史としての東大闘争 ぼくたちが闘ったわけ ちくま新書

富田武

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480072009
ISBN 10 : 4480072004
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
富田武 ,  

Content Description

安田講堂事件から五十年。東大闘争とは何だったのか。当事者として、また歴史家として学生運動の過程と社会的・歴史的背景を検証。闘争の思想的意味を問い直す。

【著者紹介】
富田武 : 1945年福島県生まれ。成蹊大学名誉教授。専門はロシア・ソ連政治史、日ソ関係史。東京大学法学部卒業、同大学院社会学研究科博士課程満期退学。予備校講師、大学非常勤講師などを経て成蹊大学法学部教授、同法学部長などを務める。著書『シベリア抑留』(中公新書、2016年、アジア・太平洋賞特別賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 佐島楓

    用語の解説をつけるなど工夫はされているし、東大紛争当時東大生だった方としてはよくお書きになっていると思うが、果たしてこれが今現在の大学生に理解されるかというとはてなマークがつく。それほどまでに世代の断絶は進み、果てしないものになっている気がする。団塊ジュニアの私でもひとまわり以上下の大学生と大きなギャップを感じるのだから、そういうことなのだろう。だからといって諦めてしまうわけにはいかないのだが。

  • オールド・ボリシェビク

    一種の奇書だね。紛争当時の東大生、当事者だからというか、当事者にしか理解できない「東大闘争」を歴史化することはそもそも、可能なのかね。いくら用語解説などをつけても、現代の大学生への訴求力はゼロだろう。「伝える努力」は必要だろう。しかしそれは、こういう手法によってではないように思うのだ。あの時代をいかに総括するか。それは本当に困難な作業だと思う。あと、文中によく「反スターリン主義」が出てくるが、紛争において、スターリン主義的な左翼権威主義が頻出したのか? 少し関心がある。

  • JunTHR

    存外に面白く読んだ。あとがき「もっとも読んでもらいたいのは二十代、三十代の若者たちなのだが、彼らに通ずるか心配である」という懸念の通り、一読してすんなり分かるほど易しくない。著者が歴史家であり、闘争当時も理論面を突き詰めていた人物だからこそ、理論が重要視されており、そこはかなり難儀した。特に「ノンセクト・ラジカリズム論」はちゃんと読み返そう。『東大闘争の語り』を比較的肯定的に取り上げ、あとがきで冨永京子『社会運動と若者』への言及もあり、若者への物分かりの良さもアピールされていて、素直に好感が湧く。

  • terve

    まずは分かりにくいです。それは、読み解きにくいという意味ではなく、当時の思想が、現在の我々には理解しにくいという意味ですが。「『いちご白書』をもう一度」から興味を持ち、学生運動について知ろうとしたものの、私にはどこか別世界のように感じました。しかし、50年ですか。父の友人が東大闘争に参加し還ってこなかったという、父親の述懐を思い出します。

  • Hisashi Tokunaga

    東C(トンシーと呼称する)自治会、統社同(統一社会主義同盟の略称)フロント系に所属していたことからの「闘争」の振り返りという制限付き読物。「大学解体」「自己否定」「造反有理」が普遍性を持つなら今日現在も闘争が継続しているはず。少なくとも「自己否定」は富田氏が選択する「進学ボイコット闘争」のような政治的行為ではなかったのでは?「自主講座」も死語化。本人によれば「マル存主義」という言葉がはやったとの事?闘争では「ムスケル」「オルグ」「フラク」の用語が日常的に振りまかれていた。多くが死語に。戦士は多くを語る。

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