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日ソ戦争 南樺太・千島の攻防 領土問題の起源を考える

富田武

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784622095262
ISBN 10 : 4622095262
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
富田武 ,  

Content Description

ヤルタ密約前後の米ソの角逐から、ソ連による南樺太・千島の占領と併合、現在まで、戦闘の全貌と詳細を中心にしるす最新研究。領土問題を考え直すためにも。

目次 : 序章 ソ連の参戦動機と米ソの角逐/ 第1章 南樺太での攻防(日ソ両軍の戦争準備/ 国境線から古屯方面まで/ 西海岸上陸と内陸侵攻)/ 第2章 千島攻防と北海道上陸作戦(日ソ両軍の戦争準備/ 占守島の攻防戦/ 南千島をめぐる戦略的攻防/ ソ連軍上陸・占領の日本側行政記録)/ 第3章 捕虜と拘束居留民(捕虜の収容と送還/ 拘束居留民と引揚げ)/ 終章 四島問題を起源から考え直す

【著者紹介】
富田武 : 1945年福島県生まれ。東京大学法学部卒業。成蹊大学名誉教授。ロシア・ソ連政治史、日ソ関係史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ケイトKATE

    『日ソ戦争 1945年8月』の補完的一冊。ソ連は、満洲だけでなく、日本領だった南樺太と千島列島にも攻め込み領土とした。この戦いで、ソ連軍に捕らえられた人の中に、シベリアだけでなく、中央アジアのカザフスタンに抑留された人も知り気の毒になった。現在、日本はロシアに千島列島の返還を求めているが極めて難しい。ロシアは領土を1ミリも譲る気もないし、アメリカも黙認している。繰り返しになるが、日本は早く降伏したほうが良かった。

  • KF

    戦争に関わる話、しかも時間経過も乏しい内容となると、読むのが厳しい。更に南樺太・千島となると更に辛い。一般的な理解なり、教育なりでは「8月15日に無条件降伏」と学ぶが、米ソの思惑もあり15日以降も戦争が続く。「終わったはず」と思っている、軍人ではない一般住民も命を落としていく。とても悲しい。南樺太・千島については軍事的に失ったのではなく、政治的に失ったと考えなければならない。明治維新後、日清、日露、第一次世界大戦と勝ってきた事もあり「駆け引き」も甘かったと考えざるを得ない。読むとソ連軍の弱さも目立つ。

  • しゅー

    本格的な歴史の本は読み慣れないので私が本書を評価するのは僭越だとは思う。しかし、当時の色んな記録を雑然と並べ、コラムをところどころに差し込み、雑感を記すようなスタイルは一般的なのだろうか。学生の自由研究かと思った。「南樺太や占守島での奮闘が『北海道上陸作戦』を阻止したという思い込みに反駁」したいという著書の言いたいことは分からんでもない。要は日ソの関係だけでなく米ソの関係にも視野を広げろと言いたいのだろう。しかし著書の考える歴史のIFが自衛戦闘をやめて米国海軍を頼るべきだったと言われると疑問しか残らない。

  • Sosseki

    ソ連の資料が紹介されていて興味深かった。ソ連も酷いコトする!日本もしたのだろうが。安倍さんとプーチンの交渉が書かれていなかったのは、まだ公開できないからなのか。早く戻して欲しいが…ウクライナを見ていると、とても難しそうだ。大国同士が勝手に人の領土を決めるのは、もういい加減にして欲しい。

  • ぺりぃ

    終戦後の昭和20年8月18日〜9月2日の北方4島および千島列島をめぐる日ソ戦争について新事実を交えながら詳説。また、「歴史にタラレバはないが」といいつつ、もしあの時甲だったらという仮説も提示し非常に興味の湧く内容です。

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