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船旅の文化誌

富田昭次

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784787220936
ISBN 10 : 4787220934
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2022
Japan

Content Description

夢と期待を乗せた客船が洋上を駆け巡った洋行の時代、「海の外に出る」ことは生きることそのものだった。小説やエッセー、絵はがきや旅行パンフレットほかの史料を示しながら、江戸末期から戦前期までの船旅と暮らしとが結び付いていた時代を活写し、想像を超える逸話や苦難の道中の数々を紹介する。

目次 : タイタニック号、いまだ色褪せず/ 船の旅、苦しみから楽しみへ/ 礼儀作法と社交の振る舞い/ 「風俗画報」の日本郵船特集号を読む/ 豪華客船の第一号、天洋丸出航/ 「優秀客船」とは何か/ 覇を競う二人の女王の物語―ノルマンディ号とクィーン・メリー号/ 乗客の最大の楽しみは食事だった/ 客船だからこそのおもてなし/ ゲーテも夢想した二大運河を通航/ 旅情の波間を進む連絡船/ 世界一周という壮大な旅のなかで/ 悲喜こもごもの移民船/ 「南洋の島々」という新しい世界へ/ 活字が伝える船旅の魅力―新しい書物と怪事件と白昼夢

【著者紹介】
富田昭次 : 1954年、東京都生まれ。ホテル・旅行・歴史作家。著書に『「おもてなし」の日本文化誌―ホテル・旅館の歴史に学ぶ』『絵はがきで楽しむ歴史散歩―日本の100年をたどる』『ホテル百物語』『ホテル博物誌』『旅の風俗史』『ホテルの社会史』『絵はがきで見る日本近代』(いずれも青弓社)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ようはん

    明治から昭和初期ぐらいの時期の話ではあるけど一生に一度は豪華客船に乗って旅してみたいと強く思わされる。流石にタイタニック号みたいに沈んだり船酔いにのたうち回るのは避けたいが。

  • RYOyan

    船旅が贅沢なのは昔も今も変わらないけど、飛行機がまだ客を乗せて飛ぶ前の時代は、海外渡航するには船に乗るしかないわけで、歴史に残る著名人が船でどんなふうに過ごしていたか、当時の雰囲気に触れることができたのは面白かった。色々な世間のしがらみを一旦切って、世界へ旅立っていった重みが伝わってくる。

  • takao

    ふむ

  • Go Extreme

    「洋行」という言葉が生きていた時代 タイタニック号、いまだ色褪せず 船の旅、苦しみから楽しみへ 礼儀作法と社交の振る舞い 「風俗画報」の日本郵船特集号を読む 豪華客船の第一号、天洋丸出航 「優秀客船」とは何か 覇を競う二人の女王の物語 乗客の最大の楽しみは食事だった 客船だからこそのおもてなし ゲーテも夢想した二大運河を通航 旅情の波間を進む連絡船 世界一周という壮大な旅のなかで 悲喜こもごもの移民船 「南洋の島々」という新しい世界へ 活字が伝える船旅の魅力 新型コロナウイルスの感染 常連客の賢い航海術

  • Yasuhisa Ogura

    「洋行」という言葉が生きていた時代、飛行機がまだ一般的でなかった時代に客船で世界を旅した人々のエピソードを文献をもとに紹介したもの。当時、豪華客船で世界を旅できたのは限られた人々だったことから、数多くの著名人が登場する。やはり船旅では、料理が重視されていたという。ホテル・リッツがレストランを監修した船もあったという。そして、船内では「階級意識」がいたる所で感じられるのも時代なのだろう。しかし、タイタニック号のような夢のような空間は、今となっては文献の中にしか存在しえないのだろう。

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