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新編 不参加ぐらし 中公文庫

富士正晴

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784122074330
ISBN 10 : 4122074339
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

竹藪の庵にひきこもり、都会に姿を現さず、一歩退いて人の世を眺める。来る者拒まず去る者追わず、集うは多士済々、談論風発、鯨飲酩酊、二日酔い…。“竹林の隠者”とよばれた作家が飄々と綴る身の処し方。「怠け者の記」「丘の上にひきこもり…」「何もせんぞ」等ユーモラスで含蓄ある随筆を収める、文庫オリジナル作品集。

目次 : 1(不参加ぐらし/ 竹林に藁屋あり ほか)/ 2(小信/ わたしの戦後 ほか)/ 3(小信/ 誤流先生伝/ 花田の京都は霧の中)/ 4(少年と老人の間/ なまけ親父 ほか)

【著者紹介】
富士正晴 : 1913(大正2)年、徳島県に生まれる。35年、旧制第三高等学校中退。在学中に野間宏らと『三人』を創刊。退学後は大阪府庁や出版社などで働き、44年に三一歳で陸軍に応召、中国を行軍する。戦後47年に島尾敏雄らと『VIKING』を創刊。「敗走」「競輪」「徴用老人列伝」で三度の芥川賞候補、『帝国軍隊に於ける学習・序』で直木賞候補。代表作に『桂春団治』(68年毎日出版文化賞)など。1987(昭和62)年没

荻原魚雷 : 1969年、三重県生まれ。文筆家。富士正晴の随筆を枕頭の書として愛読する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 三田典

    世間の空気に入り込まずに生きていくのはいい具合の距離感が必要なんだなと感じる一冊。

  • すたれがみのきれはし

    飾りのない、時折関西弁が入ってくる文体で飄々としながらもどこかしら冷静な目で世間を見ている人、というイメージはまさしく「竹藪の隠者」という呼び名にふさわしい。ところどころに「これ、今の時代のことを言ってる……?」と思われる箇所があるがどう考えても何十年も昔の話であり、ということはその頃から日本人の気質は全く変わっていないということなのか。

  • 荏苒 byn

    昭和時代を感じる作家のエッセイ 集。 自伝的な 話や 雑学的な 古人のエピソードや老境還暦頃の感興がユーモア混じり。 タイトル通り隠棲 して陶淵明 にも なぞらえて閑居して媚びず。「子供の頃から集団行動が苦手/家光は辻斬りをやった/勝海舟は家の女中に全部 手をつけた」。友人知人の葬儀には一切出ず(解説)。世俗的な件もあり、 今となっては それほど過激でもない といった全体の印象。 疾っくの昔に「偽久坂」を読んだ感想人好みの人柄を見た。

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