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歴史を知る楽しみ 史料から日本史を読みなおす ちくまプリマ・新書

家近良樹

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480683397
ISBN 10 : 4480683399
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

歴史を学ぶことは、昔の出来事をただ暗記することじゃない!教科書を飛び出して、史料と向き合う歴史学の世界へ行こう。過去の人たちの人生を知ることは、いまの自分を知ることにつながる。幕末史の泰斗による「歴史の見方」入門。

目次 : 第1章 歴史学者のしごと―学問としての歴史(司馬遼太郎は研究者?/ 江戸時代に性犯罪が少なかった理由/ 三行半は男尊女卑の象徴か/ 権力者による歴史の「選択」と「解釈」/ 歴史は因果と偶然から成り立つ)/ 第2章 なぜ西郷隆盛は人気者なのか―歴史から生き方を学ぶ(歴史は学びの宝庫/ 先人の生き方から学ぶ)/ 第3章 「支配者の歴史」から「民衆の歴史へ」―歴史学のレキシ(一世を風靡したマルクス主義史観/ 多様化する歴史学)/ 第4章 学校では教えてくれない日本史―歴史学はこう考える(戦国期〜幕末期を考える/ ペリー来航)/ 第5章 過去と未来をつなぐ―これからの歴史学(歴史教育の役割/ 歴史が人を育てる/ 歴史学と読書)

【著者紹介】
家近良樹 : 1950(昭和25)年、大分県生まれ。同志社大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。中央大学博士。専攻は幕末史を中心とした日本近代史。現在、大阪経済大学特別招聘教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 望月衣塑子そっくりおじさん・寺

    「一会桑政権(一橋・会津・桑名)」論や西郷隆盛伝で有名な幕末史の泰斗・家近良樹先生による日本史入門。近年は一会桑政権論も否定されてきているらしいが、幕末研究を進めた素晴らしい研究者である。本書も日本史好きなら絶対面白く読める良書。初めに出てきた若い女性の学者さんの研究の話からもう面白い。江戸時代は極端に性犯罪が少ない時代だったそうだ。それを不思議に思ったその女性学者さんは、江戸時代の銭湯が混浴であった事に注目。詳しくは本書で。何故以前から黒船が来ていたのにペリーが特別にショックだったか?。詳しくは本書で。

  • カレー好き

    歴史が苦手だった私も最近は時代小説ばかり読んでいるのだが、歴史を知ることで知識を得る満足感と、史実からその時の人物が何故そのような行動に至ったかを想像することの楽しさがあるなと思う。著者は日本の歴史教育の中韓との圧倒的なギャップを嘆いています。西郷隆盛が絶大な人望があった理由が少しわかった気がします。著者は西郷隆盛を詳細に書いたものがあるようなのでまた読んでみたい。☆4つ

  • さとうしん

    ペリー来航が日本史の画期となるのは当たり前。ならその少し前のビドゥル(ビッドル)来航はなぜペリー来航ほど知勇目されないのか?同時代の認識はどうだったのか?というところから始まる歴史学入門。「歴史学ではこういう具合に考えます」という見本を、いくつか著者自身や先人の研究・思考の成果を引きつつ、いろんな角度から見せてくれる。最後の「歴史家は文学者流の表現を時には取り入れねばならない」という提言は、個人的に頭の片隅に置いておきたい。

  • こぽぞう☆

    買うほどの本じゃなかったな。副題の「史料から日本史を読みなおす」に惹かれたんだけど、その要素ほとんどなし。この本を書店で手に取るような層には必要ない本で、この題じゃ読んでもらいたい層には届かないんじゃない?私の高校は日本史選択科目じゃなかったし、好きだったしね。マルクス史観は朧げにしか知らなかったので、大体のところを説明してもらえたのは良かった。

  • uniemo

    歴史小説も歴史研究本も子供の頃より好きですが学問としては一度も学んだことがなかったので歴史学というものを知りたいと思い評判のよい本作を読んでみました。史実という物に変わりはないけれど史実のどの部分を解釈していくかによって歴史学も変わり続けていくことがわかりました。またマルクス史観は殆ど知らなかったのでその成り立ちと廃れていった理由も知れました。

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