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昼、介護職。夜、デリヘル嬢。

家田荘子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784893088598
ISBN 10 : 4893088599
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2016
Japan

Content Description

介護職だけじゃ、食べていけない。風俗嬢だけじゃ、何かが壊れる。秘密のダブルワークで、理不尽なこの国を生き抜く頑張り屋の女性たち!僧侶であり作家、家田荘子の新境地。日本の貧困と煩悩を炙り出す。

目次 : “カサブランカ・グループ”長谷川華氏に訊く/ 「デリヘルのお客さんより、施設のお爺さんの方がエロいんです」/ 「独居の男性、佐藤さんの性欲」/ 「女性は、思考が蜂の巣の中のように、あっち行ったり、こっち行ったりできるから、一つのモノを見て百のことを考えられる」/ 「オムツ交換をしているときに、手は私のお尻を触っていました。でも本当はお尻じゃなくて、人のぬくもりを求めていたんです」/ 「リハビリの仕事と風俗って、接し方は一緒やと思います。でも、性欲って言葉自体が、施設では存在しないのです」/ 「お世話をさせてもらっている」―介護老人保健施設の一日/ 「母親に“お金ちょうだい”と言われるから、なおさら稼がなきゃ」―外国人介護福祉士、ユウの秘密/ 「介護をするようになってからは、優しさを覚えた。それまでは私、本当に仕事とお金だけだったのに」/ 「夫には多分、バレない。絶対にバレない。罪悪感?…ありますよ」/ 「風俗って、お客さんの視線や会話から、私に対して何を求めているんだろうって気づかないと、いい接客ができない。介護も一緒です」

【著者紹介】
家田荘子 : 作家・高野山真言宗僧侶(高野山本山布教師・大僧都)。日本大学芸術学部放送学科卒業、高野山大学大学院修士課程修了。女優、OLなど十以上の職歴を経て作家になる。1991年、『私を抱いてそしてキスして―エイズ患者と過ごした一年の壮絶記録』で大宅壮一ノンフィクション賞受賞。2007年、高野山大学にて伝法灌頂を受け、僧侶に。住職の資格を持つ。高野山の奥の院、または総本山金剛峯寺にて駐在(不定期)し、法話を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ユザキ部長

    ますますの高齢化社会。驚くほどの人手不足と低賃金。足腰に負担がくる重労働に体はボロボロ。お爺ちゃん=性欲ゼロなんて全くない。訪問介護なんて個室内で襲われるかも知れない恐怖感。風俗は世相を表すというがなるほど頷ける内容でした。心のバランスを保ちながら戦う女性が勇ましい。と同時に不安な将来。

  • nyaoko

    タイトル通りに「はぁはぁ、お金がないからって風俗で稼ぐわけ?だったら介護なんか辞めたら?」などと思ってはいけない。そんな事思ったヤツここに直れ!と膝詰めで説教したい。介護職の処遇については本当に本当に早急に解決しなければならない問題なんだよ、日本の政治家さんたち、これ読みなさいよ。現実をしっかり見なさい。それと、「老人だし、可哀想だから触らせてもいい」と言う介護職は辞めて欲しいです。プロ意識を持ってケアに勤める他の介護職&看護職に失礼だと思う。しかし、インタビューされた方の地元民の多さに驚いた…

  • しげ

    家田荘子さんと言えば「極妻」シリーズは全て見ました。最近のCMでも主演だった岩下志麻さんの元気でコミカルな姿を楽しく拝見、本書の衝撃的なタイトルのせいもありますが家田さんの扱うルポは、男女間の赤裸々で際どいテーマが多く考えさせられる。目を背ける事は簡単だが格差社会や外国人労働者、老人の性などそこから見えて来る社会の必要悪的な実情も現実と感じる。取材協力した「カサブランカグループ」代表の長谷川華さんも自らの苦労から起業に至っており言葉の重みを感じた。

  • 自分の勤務先では当てはまらないことも多かった(特養)。 介護の現場が、とっても好きだとも言い切れず、賃金が安すぎると困っているわけでもないからか、ふぅんと他人事のように思えたところが否めない。 ただ、高齢者としてではなく、人として見つめていく姿勢は見習いたい、と思った。

  • 秋 眉雄

    『介護での収入が上がれば風俗の仕事をしないで済むのに』という言葉が家田さんから幾度となく出てくるけど登場するのは結局のところ、収入以前に風俗の仕事が好きな人、その仕事で精神的なバランスをとっているような人が大半というか。この二つを職業としている時点で、そりゃまあそうだろうと。それにしてもホントかよってくらいセクハラ凄いですね。施設の形態にもよるんでしょうが、うちの施設では殆ど見たことありませんよ、こういうお爺さんたち。

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